目に見える成果だけを評価しない

電車に乗っている時に、たまに見かける光景。

座席は埋まっている。
立っている人もいる。
立っている人も座っている人も
老若男女さまざま。

そんなところに一人のお年寄りが乗ってきた。

優先席に座っていた若い子が
立ち上がり席を譲った。
お年寄りは御礼を言って座る。

そんな姿を見て周りの人は
なんていい子なんだと席を譲った若者を誉める。

若者の優しさを誉めるヒトコマ。
とてもいいことだと思う。
でも、この時の誉められる若者は
この子だけじゃいけないんよな。

優先席の近くで立っている若者も
本当は誉めてやらなきゃいけない。
でも、世の中の人ってほとんど
こういった子を誉めない。

お年寄りが乗ってきたときに
席を譲る優先席に座った若者より
最初から座らない若者の方が
本当は優しい子なんだと思うわけです。

これって昔、やんちゃしていた少年が
更生して普通?に戻ったら誉められるけど
そもそも最初から悪いことしなかった少年が
本当はもっと誉められるべきことに似てます。

世の中ってこういうケースを
あんまり誉めていないのが実状です。

問題児がいいことしたら目立つけど、
目立たなく地味だけど、
きちんと頑張っている子がいるのなら
そのことにちゃんと気づいてあげる。
そのことをちゃんと評価してあげる。

目に見える成果だけで評価はしない。

「 活躍 < 貢献 」
活躍(大いに活動すること)だけでなく、
貢献(力を尽くしてよい結果をもたらす)
した人もきちんと認めてあげるチームこそが
素敵で魅力あるチームなのではないでしょうか?

どうしても1点が欲しい場面で
きちんと送りバントをして進塁させた選手と
タイムリーヒットを打って点を取った選手。

活躍したのは後者でも
貢献したのは2人ともなわけですから
ヒーローインタビューされるのは
後者の人だけだったとしても
チームの評価は2人ともしてあげないと
いけないわけです。
言葉だけでなく、報酬の面でも。
(90年代の西武ライオンズが強かったのは、
ここが徹底されていたからと思うのです。)

カッコいいおっさんの条件は
いろいろありますが、
そんな若い子に気づいてあげれる大人と
いう事も大きいと思っていますので、
冷静に周りを見渡しながら
生きていけるように精進したい
47歳(もうすぐ48歳)の春です。


(バカボンのパパ  6歳年下・・・・。)

リアル・クッキング・パパ

ゴールデンウィークも今日で終わりです。
こんなにどこにも外出しない連休も初めて。
ステイホームを満喫?してました。

家の外でご飯を食べたのは、
我が家の庭でした家族BBQと
奥さんの実家に苺とりに行った時くらい。
他の外出は3日に1回スーパーに
行くときだけでした。


(使い捨てコンロでしましたが、
なかなか微妙な火加減でした(笑)。)

普段から家事は夫婦で協力していますが、
この連休は外出できないこともあり、
私が炊事、洗濯をそこそこ担当♪
掃除は家族でやることも多かったです。

比較的、私は家事をする父親らしいです。
もともと嫌いな方でもなかったのですが、
家事をやり出したきっかけは新婚当初。

奥さんの職場の近くにお店がないので
毎朝、奥さんは早起きしてお弁当作りをするも
早起きが苦手なこともあり、
新婚2週間目には傍目にも時間ギリギリ(笑)。

見るに見かねて私が卵焼きを焼くのを
手伝ったりするようになったのですが、
結婚して1か月後に妊娠発覚してからは、
つわりで奥さんダウン。
気づけば、奥さんのお弁当は
私が作ることになっていました♪

今月、結婚して12年になりますが、
今ではすっかり厨房を任される展開(笑)。
世の中の奥さんに言っておきますが、
ご主人にも家事をしてもらうのは
新婚当初に教育するのが大事ですよー!!

でも、家事をもっと一緒に
するようになったきっかけもありました。

前職の建築会社、社長時代。
育児や家事ができやすい家をしようということで
社長自ら育児や家事をする父ちゃんとして君臨!

となれば、間取りがどうこうとか
収納がどうこうとかいう前に
まずは自分自身が家事を経験して、
「どんなことが大変なのか?」
「どんなことが煩わしいのか?」
それが身に染みて気づけないと
アドバイスも薄っぺらくなると思い、
一層、家事を精進していき
気づけば、洗濯もする漫画以上の
クッキングパパとなったのでした(笑)。
ハハハハ。

子どもと遊ぶのはもちろん、
オムツ替えもお風呂もやってましたし、
夜中のミルクも交代してやってました。

夜中、布団で吐かれたときも
お風呂に入れて体を洗ってから
3時まで洗濯機を回してたので
奥さんから育児は合格点をもらってました。

みなさん、こんなこと書いていますが、
奥さんは今も働きつつ、
炊事や洗濯もずっとしてくれてますよ。
できるほうがやる夫婦のスタンスなわけで
私に全部させて全然やってないわけでは
ありませんので、誤解なく(笑)。
そんな鬼嫁ではありません!!

とはいえ炊事は作ることも大事ですが、
メニューを考えるのが一番わずらわしい。
なので、今日何が食べたい?と聞いて
なんでもいいという返事は辞めてほしいっす。
たぶん、ほとんどのお母さんの代弁。

以前、林修先生の番組で
吉本隆明さんの言葉が紹介されていました。
それは、愛される母親になる
たった一つの方法についての話。

吉本さんはそれを一言でこう言われています。

これを守らなければ、
絶対に嫌いになるはずのない息子や娘に、
母親が嫌われるってことが起きる。

それは、手作りのご飯を食べさせることだと。
こんな風に書いてあるそうです。
そして、こんな文章へと続きます。

女性が自分の創造した料理の味に
家族のメンバーを馴致させることが出来たら、
その女性は家族を支配できるに違いない。

支配という言葉が穏当でなければ、
家族のメンバーから慕われ、
死んだ後でも懐かしがられるに違いない、
と言いかえても良い。

それ以外の方法では、
どんな才色兼備でも、高級取りでも、
社会的地位が高くても、
優しい性格の持ち主でも、
女性が家族から慕われることは、
まず絶対にないと思ってよい。
(「わたしが料理を作るとき」より抜粋)

なかなか破壊力のある暴言ですが(笑)、
とはいっても否定もできないように思います。

言葉は悪いですが、
犬でも猫でもエサをくれる人になつくわけで
ご飯を作ってくれることは
思っている以上に影響があるわけです。

何歳になっても母親の飯が一番旨いなんて
いう人も多いですよね?
どう受け取るかは人それぞれですが、
私には腑に落ちる話でした。

ということは、
ウチの娘たちが大人になっても
父ちゃんのご飯をいっぱい食べてきたのなら
父ちゃんを将来、
邪険に扱わないですかね?

とはいっても多くの人間は
男女問わず、お母さんが大好きです。
戦時中の特攻隊の人も最期は
「お母さん」と言って戦場で戦ったことも
多かったと聞きました。
産んでくれた母に思いがあるのは必然です。

でも、吉本さんがいうように
手作りのご飯を一杯食べさせてくれた人を
慕ってくれるのなら
父ちゃんもちょっとは慕ってくれるかな・・・。

それでも将来、我が家もやっぱり
父ちゃんより母ちゃんが圧勝で慕われたとしたら
「吉本隆明の嘘つきー!」と言って
立ち飲みの一番端っこの席で
大酒呑んで、すねるジジイになってやる(笑)!

そんなこと思いつつ、
連休最後の日を過ごしてます。

本当は明日から日常に戻れるかな?とか
思っていましたが、
5月いっぱいは続きそうです。
もう少し、自粛しつつも準備をして
再スタートが切れるように頑張りましょう!

ちなみにこの連休中に
作った父ちゃんご飯はこんな感じです♪

「結果」と「満足」は違う。

今月は時間があれば、
読書三昧で過ごした1か月でした。

いろいろ本を読んで
再確認したことの一つに
「お客様と取引する際には
安易な値引きはしても
何もいいことがない。」ということ。

例えば、良かれと思い、
今後のためにも最初の取引は
大幅な値引きをしたとしても、
それをお客様が当たり前と感じたら
価格を戻した途端に裏切られたと感じて
長続きしないそうです。

この話は、
自分さえよかったいいなんて言う
「自己満足」な考えは問題外としても、
自分は仮に損をしたとしても
お客様さえ得してくれたらいいという
「先方満足」な考えも、
先では「相互不満足」になってしまうことを
教えてくれています。

こうやって気づいていってやっと、
「相互満足」な関係、
よく言われる「WIN-WINの関係」でないと
いけないことが腑に落ちますね(笑)。

知人に多額のお金を貸した人が
催促をしたわけでも
責めたわけでもないのに
借りた知人が勝手に追い込まれていき
結果、恨まれて殺された事件に
メカニズムは似ているのかもしれません。

また経験上のお話ですが、
安易な値引きという行動は
「いいお客様」を「問題あるお客様」に
化けさせる可能性がありました。

取引は、きちんとした理由に基づいて
対等に行わないといけないことが
腹に落ちたときに
営業マンとしての階段を
一段登れると思っています。

また「結果」と「満足」は比例しないそうです。

「満足」は個人的、主観的なもの。
例えば、残業が無くなるということは
いい結果ではありますが、
家族との時間が増えたと満足する人もいれば
残業代が減ったと不満な人もいるわけです。

なので、結果さえよければいいのだと思わず
どうしたら相手が満足してもらえるのかと
考えることが
選んでもらえる理由になるわけですね。

「損する痛みは、
得する喜びよりも大きい。」
残業代が減ったと不満な人は
まさにこうなのでしょう。

「結果」と「満足」の関係も
理解していきたいと思います。

気難しい人とうまく付き合うには・・

コロナウィルスが猛威を振るってきました。
昨日、私の地元近くでも
感染者が見つかった模様。

うがいや手洗い、マスクも大事ですが、
ちゃんと栄養とって、しっかり寝て
免疫を高めておくことが大事。

規則正しく健康な毎日を過ごせるように
気をつけていきたいと思います。

先日のふとした会話でのこと。

例えば、社内にいる気難しい上司。
学校にいた気難しい先生。
近隣に住まれている気難しい方。
生活していると何かと気難しい人がいて、
対応が大変だったりします。

嫌いと言って逃げれたら簡単ですが、
といっても接していかなければいけない
相手ならそうも言っていれません。
どうしたらうまくやり過ごせるのか?

そんな会話になり、
「森下さんはどうされますか?」
といった質問されました。

私は実は好き嫌いが激しいので、
プライベートでは嫌な相手とは
接点を持たないようにしているのですが(笑)、
昔から交流を絶てないと言うか、
先生や上司といった関係性の中で
そういった気難しい相手とは
結構うまくやれていたりします。

年上、目上の方には末っ子キャラ全開で
甘えられる得な性格もあるのですが(笑)、
「うまくやれる秘訣は何か?」と聞かれたら
「関係がややこしくなる前に
相手の懐に踏み込んで仲良くなってしまう。」
これに尽きるのではないでしょうか?

言うのは容易いですが、
これって結構できてる人は
少ないように感じてます。

「同じことしても上司にあまり叱られない。」
「同じことをしてもいつも許してもらえる。」

「あいつは得だな~。」と言われてる人って
キャラで許されていると思われがちですが、
実は、周りの人より先に人間関係を築いて
未然に防ぐことをしているのが
本当の理由だったりします。

「すみません。2~3日
駐車でご迷惑かけるかもしれません。」
「すみません。隣に引っ越してきたのですが、
子どもが騒がしくするかしれません。」

仕方ない事だったとしても
相手が怒る前に、先に一言言ってたら
揉めることなくスムーズにいってたのに
やることなすことが配慮不足だったり、
後手になったが為に
何をしても文句を言われるようになり
立場をなくしてしまうことも
同じメカニズムですよね?

特に仕事では、
こういった根回しのような行動が
先のクレームやお叱りを防ぐことになりますが、
矢面に立つのが嫌だからやらなかったり、
めんどくさいからと後回しにしたりして
ドツボに嵌っただけなのに
棚に上げて、自分は悪くないと
主張する人が一番の問題だったりします。

言われる前に言っておく。
怒られる前に謝っておく。

先に踏み込んで接点を持って
相手と仲良くなっていたら
今まで人間関係でうまくできなかったことが
50%あったとしたら
それが5%とか10%までは
減らせれると思っています。

(あっ!100%うまくは無理ですよ。
失敗もすることもありますし、
何よりどれだけ上手くやっても
絶対分かり合えないモンスターもいますから。
その場合は、礼儀正しく堂々と早めに去る。
これしか方法はない(笑)!)

相手の懐に踏み込む。
揉める前に仲良くなってしまう。

どうやったらできるのですか?と聞かれたら
具体的にはまず「挨拶」をする。
これが絶対で、
なおかつ一番簡単な方法だと思います。

これも言うのは簡単ですが
できている人、少ないですよ。

利害関係がはっきりある相手ならさておき、
誰にでも挨拶できている人って
1割もいないのではないでしょうか?

子育てをする中で、
子どもに「挨拶ができるように・・・。」と
小言を言う大人は多いです。

私もその一人で、
娘に言うからには自分もできないとと思い、
知らない相手にでも積極的に挨拶しますが、
できない大人がこんなに多いのかと
ここ10年間、毎日思っています(笑)。

「才能」がいるわけでもなく
「資格」がいるわけでもなく
「挨拶」なんて誰でもできるはずですが、
誰もができていないもの。

どんな相手でも円滑な人間関係をつくるのが
自分の人生をよりよくすることなら
具体的には「挨拶」から始めること。

結果、気難しい相手ともやりすごせるのは
そういった先手の心遣いにすぎない。

そんなシンプルなことなんだと
改めて気づけた機会でした。

コロナウィルスも
「挨拶」で去ってくれたらいいのに・・・・。

食事をするときの会話

2月は、なんだか慌ただしい毎日です。
そんな書き出しをすることで
最近、ブログ更新をしていない言い訳を
しれっとしてる森下です・・・(笑)。

今日、2月24日は長女の誕生日。
11歳になりました。
あっという間に大きくなります。
今晩の晩御飯は、
長女の大好物の唐揚げと揚餃子を
大量に揚げるミッションを
奥さんより指示されています。
頑張ろうっと♪

先日読んだ本に書いてあった話に
妙に納得したお話。

日本マクドナルド創業者の藤田田さんが
書かれた「ユダヤ商法」なる本を読んでました。

お金儲けにとてもシビアなユダヤ人の考え方。
納得することもビックリすることも
いろんなお話が書かれていました。
その中で面白いお話が書かれていました。

ユダヤ人に「人生の目的は何だ?」と
聞かれた藤田田さん。
当然「金を儲けること」と思っていたら
答えは予想外にも
「おいしいものを心ゆくまで食べること。」

「それでは、人間はなぜ働くのだろう?」
と聞くと、ユダヤ人の答えは
「人間は食べるために働くのさ。
働くためのエネルギーをつけるために
食べるのじゃあないよ。」
と答えられた話。

なんとも興味深いお話でした。

そんな考えのユダヤ人なので、
ユダヤ人は食事の際には
戦争や宗教の話と並んで、
仕事に関する話は絶対にしてはいけない
暗黙の掟があるのだそうです。

昔、一緒に食事をしたくない人がいました。
どれだけ美味しいご飯を食べれるとしても
全然、一緒に行きたくないんです。

今、思えばその人は、
いつも仕事の話ばかりの人でした。
なんなら食事してるときの
会話のほとんどが説教タイム・・・。

どれだけご馳走食べても全然おいしくなく
嫌だった理由がわかり、妙に納得しました。

でも、こうしたことって
結構多いように思います。

例えば、去年年末によく見かけた
職場の忘年会をスルーするといった話。

社会人として組織人として
そういったコミュニケーションの場を
全て否定するような話もいかがなものか?と
いった思いもありますが、

もしその場の話が仕事の話ばかりだったり、
立場の弱い人たちに何かと
攻撃だけするだけの機会でしかなかったのなら
そもそもそんな楽しくない場は
嫌でしかないわけです。

そうならないような空気づくり、場づくりに
取り組まない限りどんどん
コミュニケーションの機会が無くなりますよね?

食事中に仕事の話はしないぐらいの
心の余裕はもってほしいものだと
書かれてましたが、
仕事のパートナーであればあるほど
逆にそう心がけないといけないのかも
しれないと思いました。

奥さんといつも話すことなのですが
「楽しいことや嬉しいことは
何を食べるかでなく誰と行くか。
どこに行くかでなく誰と行くか。」
そう思っています。

嫌いな人と最高級の肉を食べても
美味しいってそれほど思わないけど
好きな人と安物の肉を食べても
美味しいって思うよなって話。

毎日の生活のパートナーである家族と
一緒にご飯を食べるときは
その1日であった楽しかった話を
しながらみんなでワイワイ食べてます。

たまにはご飯の前に娘達を怒ることは
ありますが、食事の前には小言は終わって
なんだかんだとおしゃべりして
晩御飯を楽しみます。

一生懸命お話してくれる娘たちを見ながら
お酒を呑んで楽しく酔っぱらう
そんな父親をしています。

でも、そんな晩御飯が
一番幸せだったりします。

とは言え、忙しい日本人ですから
三食全てとは言えませんが、
晩御飯くらいはゆっくり楽しみたいですね。

今日は長女の誕生日。
修行僧のごとく
唐揚げ、餃子を揚げ続けたら(笑)
後はビールでも呑みながら
家族4人で楽しくご飯を食べて、
ユダヤ人の如く、人生を楽しみたいと思います。

ユーモアとペーソス

1月半ばと言うのに暖かい日が続きます。

年末、左耳が不調で病院に行きましたが、
年明けても違和感続くので、
違う病院にいったら、
めでたく突発性難聴と診断されて
薬を飲んでる森下です。

突発性難聴は発症してすぐ病院行けば
比較的すぐに治るようですが、
2~3週間過ぎてからだと厄介な模様。

突然なりますので、
耳に違和感感じたら仕事で行けないのを
言い訳にせず、皆様すぐ病院行ってください!

さて、今回の記事は、
ユーモアとペーソスについて。

子どもの頃、よく映画やドラマの内容を
表現するときに聞いてた表現。
「ユーモアは分かるけど、
ペーソスってなんやねん!」と
よく一人ツッコミしてましたが(笑)、
これって本当、人間としての魅力って言うか
豊かな人生を歩むのに本当必要だなと
50歳前になり、しみじみ感じています。

そもそもユーモアって言葉は
「笑い」ってニュアンスで受け取ってますが、
もうちょっと掘り下げると
「人を和ませる可笑しさ」
「上品で知的な笑い」って意味になります。

反面、「ペーソス」って言葉は
「しんみりとした哀愁」
「物悲しい感情」といった意味。

そんな2つの言葉が兼ね添えられると
「人間味溢れた奥深いもの」になります。

ユーモアが人を和ませ、
ペーソスが引き寄せる。

そんなことを読んで知ってときに
本当、腑に落ちたというか
納得した自分がいました。

くだらないことで人を笑わせることも
素敵なことですが、
そこにちょっとした意味合いというか
和ませるような何かがないと
本当、すぐ飽きてしまいます。
何回も続くとちょっと不快になる感じ。

何事にもネガティブな感情の人には
一緒にいてうんざりしてきますが、
弱さと言うか、弱みと言うか
実らない日々、報われない感情も
時として感じれないと
なんか人として響いてこない感じが
するのも実際のような気もします。

なんでも楽しいほうがいいですが、
たまにはしんみりとした時があって
メリハリがないと満足、充実しない?

私はやりたくないことだけど
やらなければいけないことは
結構、嫌がらずにやってきました。

「なんで俺が?」
若い時はしょっちゅう思ってました。

だけど、一緒にやり続けたこともあります。
それは、どうせやるなら楽しいでやろう。
周りをまきこんで、
みんなで楽しんでやろう。
そう思ってやってきました。

こんな風にやらない人が
実際は見ていてとても多いと思います。

でも、やってみたら事実、本当に楽しい!

仲間や知り合いもできて、
一緒に笑えたり、共有できる感情が増えて
ますます仲良くなります。
そして、これが人生楽しく過ごせるヒントだと
どこかで気づける瞬間がします。

損得勘定主義の人には
いつも全く理解してもらえないのですが(苦笑)、
それなりに人生を楽しんでいる私の
楽しむ秘訣はここにあると思っています。

男前に生まれたわけでもない。
背が高く生まれたわけでもない。

特に身長は後10cm高かったら
人生変わってたのに・・・・・
と他の要因は全て棚に上げ、
見ないふりして勘違いして
こっそり生きてましたが(笑)、

30歳過ぎたくらいから、
そんなことより人間として
魅力のある人になりたい。
そう思ってきました。

非を認めず強がるより、泣いたり
ごめんなさいって言える人に。

つまんないことでも意味あることは
笑って引き受けれる人に。

理解してもらえないときに
例え、それをグチりながらしたとしても、
そのグチは他人から聞いたら
ユーモアに満ちた言い方で言うように(笑)。

そう思いだせたから、
昔の友人と一層、親交が深まった。
心許せる友人にたくさん出会えた。
何より、奥さんに出逢えたと思っています。

(50歳前になって未だに
その人の見た目や生き様を安易に
ディスる人も見かけますが、
全く幸せそうでなく自業自得かと。

言ってる本人はそれはユーモアだと
勘違いしているのでしょうが、
笑えないことに気づいてほしいですね。
上から目線で偉そうに言いますが。)

なので、これからも
ユーモアとぺーソスを大事に
日々過ごしていきたいと思います。

なので、突発性難聴ちゃん。
貴方とは仲良くしづらいから
早く私の左耳から自立して旅立ってね(笑)。

「なんで俺は嫌われ者なんだ」
そう悩むかもしれないけど
私から自立したら立ち飲み屋ででも
グチも聴いてあげるから・・・。

がハハハハ。
さて、今日も頑張りましょう!!

恩師に巡り合えるということ

9月も半ばになるころから
すっかり涼しくなりました。

汗かき、暑がりの私も過ごしやすく
日々、過ごしています。
と言ってもTシャツ、短パン姿ですが(笑)。

季節の変わり目は体調を崩しがち。
皆様、ご自愛ください。

昨日、出張帰りの新幹線の中でのこと。
読んでた本も読み終わり、
姫路に帰るまですることもないので
携帯いじってネットを見てたら
今、人気あるモノマネタレント、
りんごちゃんのエピソードを見かけました。

彼女?彼?の高校時代の話でした。

その記事を読んでいたら
ずいぶん前に読んだ本の
とあるエピソードを思い出しました。

この2つの話の共通点は
恩師に巡り会えるかどうかってことは
人生においてとても大事って話です。

以前読んだ話はこんな話でした。

徳永先生っていう小学校の先生がいました。
初めて30代で校長先生にまでなられたけど
数年で一教員に戻られたその先生の話。

その先生の教え子に、
両親が分からない生徒がいました。
かなりやんちゃな子供だったらしく、
大問題を起こしたことがありました。

宿直の夜に徳永先生は
「君の精神をたたき直してやる。」と
呼び出します。

その夜、徳永先生は
その子に説教することもなく、
何かをさせることもなく、
ただギュッと抱きしめて寝られたのでした。

その教え子は大人になり
会社を起こして大成功し、
自分と同じような身寄りのない子を引き取って
立派に育てたのだそうです。

その教え子は大人になり
「今の自分があるのは小学生の時に
徳永先生に抱いて寝てもらったのがきっかけ。
先生にお会いしたい。」と言って
再会されたという、そんなエピソードでした。

(書いててもちょっと涙でそうになりますね。
学校の先生になりたかった私としては
本当に素敵な話だなと思っています。)

りんごちゃんの話は高校時代のこと。

詰襟の制服を着てても髪の毛はセミロング。
普段も女の子の友達と一緒に遊んでいる
見た目は男の子でも、
心は女の子だったようです。

昔に比べたら、
まだ理解してくれる時代になったとはいえ、
人によっては、まだまだからかったり、
時としてイジメにつながりかねません。

そんなとき先生が男子生徒を集めて
こう言ったようです。

「〇〇(りんごちゃんの本名)の個性を
認めてあげよう。
つまらないことで〇〇を
イジメないようにしなさい。」と。

こうしてからかわれたり、
イジメられたりすることのなかった
りんごちゃんの今があるのなら
なんていい先生なんだろうって
読んでて一人、熱くなってました(笑)。

彼女の可愛気あるキャラクターは、
イジメられた怒りや
悲しみがないからなのかなと
ふと思ったりしました。

もしかしたら悲しみもいっぱい
乗り越えてるのかもしれませんが、
人生でそんな恩師に出逢えたこと、
そんな優しさに触れられたことは
とてもラッキーだったと思うのです。

私はよく言ってるのですが、
人生で
たった一人の親友と
たった一人のパートナー(理解者)と
たった一人の恩師に出逢えたら
人生はOK!と思っています。

友達がたくさんいるから
恋愛をたくさんしてきたから
いつの時代にも恩師が一杯いるから
いいだなんて全然、思っていません。

でも、たった一人でいいから
親友とパートナーと恩師には
出逢えるようにチャンスを見逃さず
日々過ごしていきたいとは思っています。

そんな人たちに出逢えたのは、
ただ運がいいだけかもしれませんが、
逢えたこと自体は人生の財産です。

幸いにも私はその3人には出逢えました。
そのことに感謝して、
今後もそうであり続けれるように
日々精進したいと思っています。


(この2人は+αの財産です(笑)。)

鉄は熱いうちに打て!

朝晩、少しは涼しくなってきましたが、
日中はまだまだ暑いですね。
体調崩さないように気をつけたいと思います。

先日、岡山に行ってきました。
というのも私は新卒で
岡山の大手ハウスメーカーに就職したのですが、
今でもその時の同期たちと交流があります。

20数年経った今、同期は2人だけ
残っていたのですが、
そのうちの1人が転職することになり
送別会を開催したので参加してきました。

といっても幹事は、私なのですが(笑)。

新人時代、仕事を教えてもらった
上司や先輩とも久々にお会いして、
懐かしくも楽しいひと時を過ごしました。

話は当然、昔話になりました。
恥ずかしい失敗談の話になったりして苦笑い。

勤めたのは短い時間でしたが、
この時代に教えられた事や躾けられた事が
今でも自分の根っこになってることに
改めて気づいたりしたのでした。

私は現在、小5と小3の娘がいます。
いいことしたらきちんと誉める。
悪いことしたらきちんと叱る。
精一杯愛するけど、甘やかさない。

こんな感じで子育てをしているつもりです。
いっぱい誉めてあげたいし、
そんなに叱りたくないのですが
毎日、叱ってばかりだったりします(笑)。

私は娘たちに子どもだから許される、
そんなこと言っても仕方ないとか思わず
大人にいうような叱り方をしています。

厳しいと思う人もいるかもしれませんが、
子どもの時に子どもだから仕方ないと
しっかり叱られなかった子どもが
大人になって気づくとは到底思えず、

「子どもだからスルーはしない、
父ちゃんは今からしっかり伝えたい。」と
言いながら毎日毎日叱ってたりします(笑)。

教育って最初でほぼ決まります。

最初にきちんとしておかないと
先で大きく生まれ変われる可能性は
著しく低いものだと実感してます。

最初にチャレンジすることや
頑張ることを経験していない人が
歳を重ねたからといってできる人には
ほとんど出逢ったこともありません。

かといって重労働や長時間労働を
推奨しているわけでもありません。

でも、ある程度の負荷や練習時間は必要で
それすら否定しては、
成長は厳しいものだと思っています。

子育ての中で一層そうだと思ったきっかけは
長女が産まれたときに
大好きなお客様からお祝いで頂いた絵本でした。

もう100刷くらいされてる絵本なので
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
その絵本は、せなけいこ さんの絵本です。

「えっ?子ども絵本がこんなオチでいいの?」

初めて読んだ時、もう衝撃を受けました(笑)。
でも、それが世の中の真実なオチならば
例え、子どもとは言え、
それを知っていたほうがいいわけです。

世の中は平等なものだと教えたとしても
現実は不平等なものですよね。

頑張ったから報われるとか教えても
現実は報われない人も多いわけで、
大人になったときに
あれは嘘だと思ったりするわけです。

「真実は、
報われるかどうかはわからないけど
頑張らないと報われないよ、
そしてやりたい方法で報われるのではなく
正しい方法でないと報われないよ。」

そのことを教えておいてあげることが
大事だと思うのです。

「子どもだから電車で騒いでいいのではない。
子どもでも電車では騒いではいけない。
ただ、子どもだから
許してくれる大人もいるんだよ。
大人だったら許されないよ。
かといっても誰も注意なんかしてくれないよ。
あんな人は相手にしないようにしようと
見捨てられるだけなんだよ。」

そのことを言っておいてあげないと
10歳になったから静かにしなさいと言っても
今まで騒いでも許されてきたことを
何回も学習してるわけですから
そう簡単に言うこと聞かないわけです。

せなけいこさんの絵本は
3歳くらいからそれを
ストレートに伝えてくれているのです。

子どもに厳しい内容だなと思う人も
いらっしゃるでしょうが、
100刷もされている
ベストセラーな絵本なことを思えば、
これって実は、真実なのだと思っています。

「鉄は熱いうちに打て!」

子育ても 教育も 指導も同じです。
最初にきちんとできるかどうかで大事です。
もちろん後で変われるかもしれませんが
とてつもない遠回りで時間がかかります。

最初なら5秒で終わったことを
後から10年かけて変えるのなら
最初にしたほうがいいですよね?

新人時代に躾けられたこと。
例えば、
挨拶を率先してしろ!
電話は率先してすぐ出ろ!
トイレ掃除を率先してしろ!
三つ子の魂、百まで。
今となっては心から感謝しています。

岡山から帰ってきてから、
そんなことを思ったのでありました。

絵本繋がりで最後に紹介。

「100万回生きたねこ」という絵本。
これもめちゃくちゃ名作ですね。

自分さえよかったらいいと思ってる人。
綺麗事言っても、結局は金儲けでしかない人。
相手に対して全然、敬意を持てない人。

そんな人からしたら
何にも感じることのない絵本かもしれませんが、
この絵本を読んだら、
なんだか胸がざわめくような人と
一緒に過ごしていきないなと思う森下です。

モラル・ハラスメント

7月になりました。

暑くなってきたせいか
読書することが増えました(笑)。

ここ数か月の読書のペースは
ビジネス本や自己啓発本で10冊~/月、
音楽、野球、格闘技、お笑い、麻雀などの
趣味の本が5~10冊/月といった
ほどよい いい感じ(笑)。

読み直した本が何冊もありますが
だいたいこんなペースです。

どの本も面白く、学びになる事は多いですが、
今までモヤモヤと思っていた疑問や
漠然と悩んでたことをズバッ!と
痛快に言い切ってくれるような本に
出逢えることはそうあるもんでもありません。

そんな中、久々にズバッ!と
心を切られる本を読みました。
実は先月に読んで、あまりにも納得したので
1か月ほど寝かして再度読みました(笑)。

その本は、早稲田大学名誉教授であり、
ラジオの人生相談を40年以上されている
加藤諦三さんが書かれた
「モラル・ハラスメントの心理」と言います。

今の時代、〇〇ハラスメントって言葉
何個あるんだろうと思いますが、
モラルハラスメントとはどういったものか?
興味があったので読みました。

問答無用のハラスメントはさておき、
なんでもかんでも受け手側の判断で
ハラスメントだと騒ぐことも
時として、それこそ暴力や痛がらせと
感じてしまうときもあるのですが、
これからの時代はこれらの言葉の意味を
きちんと把握しておくことは大切と思います。

そんなところで知った
モラル・ハラスメントとは、一言でいうと
「美徳による束縛」
「恩着せがましい無意識の束縛」といった
ニュアンスでした。

モラル・ハラスメントの加害者は
相手に罪の意識を持たせることが狙い。
善人の顔しながら相手に
罪の意識を持つように追い込み、
愛の言葉を持ちだして相手を支配します。

それでいて本人は悪気がなく
無意識だったりするので
結構、タチが悪かったりします(苦笑)。

言ってるほうも善人の顔をしてるから
相手も周りもそれに気づきにくい。

例えで書いてあったのは
親が子にするモラル・ハラスメントでの
典型的な言葉は
「あなたさえ幸せなら私はどうでもいい。」

表面は「愛情」 隠された内面は「束縛」
躾とか教育という美徳による支配。

暴力をふるう最悪の親は分かりやすいが、
モラハラをする親は分かりにくい。
こんな感じで書かれていました。

自分に置き換えたとき
学生時代でもいつの時代でも毎日の中で
モヤモヤしたこと、漠然と疑問に感じたような
こんな瞬間が多々ありました。

どうしていいことを言ってくれてるように
思えるのにこの違和感は何だろう?

どうして周りの人は相手だけを正しいと思い
こっちを責めてくるのだろう?

日々の中で感じていた不協和音の正体は
これだったのか?
来月47歳になる今になって
やっと気づいたりしたわけです(笑)。
遅っ。
30年くらい返せ!!!

笑って思えるだけマシなのかも知れません。

こう思うとまだセクハラやパワハラのほうが
憎む相手を特定しやすく
周りにも分かりやすいだけ
マシなのかもしれませんね。

モラハラは、相手が善人に見えるし、
言葉の響きが綺麗な分だけ
誤解して受け取ってしまいます。

「あなたのために」という言葉は
相手の心を縛り、相手を支配するための言葉。

「お前の将来を思えばこそ」という言葉は
相手を束縛することを合理化しているだけ。

正論で叱るとき、もっともらしく見えるが、
相手に当たった場合は、
それは自分の怒りの合理化である。

相手に高圧的になることは、
自分の無能を隠すためである。

読んでて「俺、大丈夫か?」と
ドキドキしてきますが(笑)、
周りの人や家族、友人、何より我が子に
自分はこういった態度でいないか?
本当に自分を客観視できるいい機会でした。

「お前はダメな人間」と言われたら
戦うこともできるが、
「あなたは罪のある人間」と言われたら
戦う気持ちすらなくなる。

本当、言葉ひとつで相手を傷つけてしまう。

ハラスメントといった言葉だけが
世の中を一人歩きして、
こういった本質が隠されないように・・・

真面目に一生懸命生きている人が
報われる世の中でありますように…

娘たちにモラル・ハラスメントをする
親になりませんように・・・

たまにこの本は読み返せるように
「定期的読み返す本 BOX」に入れました。

追伸

モラル・ハラスメントの被害者は
自分よりさらに弱い立場の人を見つければ、
時にモラル・ハラスメントの加害者に変わると
書いてありましたが、

これって高校1年生のときに
ブルーハーツが発表した曲TRAIN-TRAINの歌詞
「弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく」
と同じ意味。

先日、働き方改革の今を逆走する重労働に
心も体もすり減った大切な人と話したときに
「なるようになるさ」といい意味で開き直って
もう一度立ち上がろうとしてくれたのですが、

これって中学3年生のときに
ブルーハーツが発表した曲 少年の詩の歌詞
「どうにもならない事なんて
どうにでもなっていい事」と同じ意味。

そう思ったら30年前に
もう教えてもらってんだなって気づいてから
最近は今更ながら
ブルーハーツを聴き直しています(笑)。

何気ない一言で・・・・

6月も下旬に差し掛かったというのに
まだ梅雨入りしていない姫路。

今日明日は、大きなお祭りの一つ、
ゆかた祭りが開催されます。
毎年22日~24日の3日間ですが、
今年はG20サミットの警備の都合で
2日間開催になった模様。

昔は、約800店ほどの屋台の数で
姫路駅前は埋め尽くされ、
にぎやかなお祭りでしたが、
今はかなり縮小されました。

昔のような盛大なお祭りに戻ってほしい
と思うのは、私だけではないはず。
時代の流れとは言え、寂しいものです。


(昔はこんな感じだったな・・・)

昨日、ニュースで八村塁さんが
NBAのドラフト会議で1巡目に
指名された話を見ました。

すごいことのようですが、
なんせ中1で身長が止まった私からすると
バスケットボールは興味あるスポーツでは
なかったのでピンときません(笑)。

ただ、八村選手が満面の笑顔で
堂々と挨拶しているのを見て、
とても好感を持ちました。

手のひら返してNBAの試合も観そうです。
活躍を応援したいと思います。

八村選手がインタビューで
中学校時代のコーチへ感謝を伝えたいといった
話をされていました。

バスケをした一番最初に
「お前はNBA選手になれ!」と言われたこと。

おそらくこのコーチはそんな深い意味もなく
ある意味、無責任に言った
そんな一言だったと思います。

でも、八村選手はその一言で
新しい世界が開かれたと思うのです。

そう思うと、一番初めに言われた言葉って
とてつもなく大きな影響力があります。

最初にお世辞でも言われたその一言で
特に子供は、そのことに興味を持ち
そのことを頑張ろうと思います。

逆に言えば、最初に笑われたり、
馬鹿にされたらそのことに
興味すらなくなるわけですから、
最初にかけられた何気ない一言で
未来は大きく変わるのだと思います。

以前、テレビの番組で
ある有名私立高校の物理の先生が
教え子の中で一番優秀だった生徒の話を
されているのを見ました。

その生徒は、大人になり
アメリカで国際的な建築士になられていて
大成功されていました。

どうして物理ができたのか?
どうして物理に興味を持ったのか?って
質問されてた時にこんなことを言われてました。

その人はもともと物理は
興味も全然なかったそうです。

ただ、高校入って一番最初の物理の授業で
先生がこんなことを言われたそうです。

「物理とは何か?
物理とは未来を予測する術だ。
例えば、ここからボールを投げた時、
何秒後にどこに到達するかは未来の話。
あらかじめ予測するのが物理だ。」

それを聞いて「何、その面白い話?」と
思ったその人は興味をもって学び、
自分の人生において大きな影響を
受けられたと言ってました。

もともと優秀な人だったのでしょうが、
その一言がなかったら
ここまで物理に興味を持つこともなく、
もっと違う人生を歩んだかもしれません。

そう思ったら先生が話した話ひとつで
大きく人生や未来は変わっていくのです。

そう思ったら自分が言う何気ない一言で
相手は元気にもなるし、
やる気も起きるけど、
言い間違えたら相手を傷つけ
やる気も興味もなくさせてしまうのです。

そう思ったら八村選手も
もともと才能もセンスもあったのでしょうが、
そんなコーチに巡りあえたことが
何より幸運だったのでしょうね。

私も人生を振り返った時に
ターニングポイントになった時には
ものすごい影響を受けた人との
大きな出逢いがありました。

なんでも自分一人でやれるようになったと
勘違いしてしまう時もありますが、
謙虚に出逢えたことに感謝できるよう
日々、心がけたいと思います。

仕事や勉強といった枠ではなく、
人生といった大きなくくりでは、
私にとって一番大きな出逢いは、
やっぱり奥さんです。

仕事が多忙でかなりお疲れ、
2週間ほど腰痛のようなので
この週末のどこかで1時間ほど
あんま でもさせてもらうことにします(笑)。