何気ない一言で・・・・

6月も下旬に差し掛かったというのに
まだ梅雨入りしていない姫路。

今日明日は、大きなお祭りの一つ、
ゆかた祭りが開催されます。
毎年22日~24日の3日間ですが、
今年はG20サミットの警備の都合で
2日間開催になった模様。

昔は、約800店ほどの屋台の数で
姫路駅前は埋め尽くされ、
にぎやかなお祭りでしたが、
今はかなり縮小されました。

昔のような盛大なお祭りに戻ってほしい
と思うのは、私だけではないはず。
時代の流れとは言え、寂しいものです。


(昔はこんな感じだったな・・・)

昨日、ニュースで八村塁さんが
NBAのドラフト会議で1巡目に
指名された話を見ました。

すごいことのようですが、
なんせ中1で身長が止まった私からすると
バスケットボールは興味あるスポーツでは
なかったのでピンときません(笑)。

ただ、八村選手が満面の笑顔で
堂々と挨拶しているのを見て、
とても好感を持ちました。

手のひら返してNBAの試合も観そうです。
活躍を応援したいと思います。

八村選手がインタビューで
中学校時代のコーチへ感謝を伝えたいといった
話をされていました。

バスケをした一番最初に
「お前はNBA選手になれ!」と言われたこと。

おそらくこのコーチはそんな深い意味もなく
ある意味、無責任に言った
そんな一言だったと思います。

でも、八村選手はその一言で
新しい世界が開かれたと思うのです。

そう思うと、一番初めに言われた言葉って
とてつもなく大きな影響力があります。

最初にお世辞でも言われたその一言で
特に子供は、そのことに興味を持ち
そのことを頑張ろうと思います。

逆に言えば、最初に笑われたり、
馬鹿にされたらそのことに
興味すらなくなるわけですから、
最初にかけられた何気ない一言で
未来は大きく変わるのだと思います。

以前、テレビの番組で
ある有名私立高校の物理の先生が
教え子の中で一番優秀だった生徒の話を
されているのを見ました。

その生徒は、大人になり
アメリカで国際的な建築士になられていて
大成功されていました。

どうして物理ができたのか?
どうして物理に興味を持ったのか?って
質問されてた時にこんなことを言われてました。

その人はもともと物理は
興味も全然なかったそうです。

ただ、高校入って一番最初の物理の授業で
先生がこんなことを言われたそうです。

「物理とは何か?
物理とは未来を予測する術だ。
例えば、ここからボールを投げた時、
何秒後にどこに到達するかは未来の話。
あらかじめ予測するのが物理だ。」

それを聞いて「何、その面白い話?」と
思ったその人は興味をもって学び、
自分の人生において大きな影響を
受けられたと言ってました。

もともと優秀な人だったのでしょうが、
その一言がなかったら
ここまで物理に興味を持つこともなく、
もっと違う人生を歩んだかもしれません。

そう思ったら先生が話した話ひとつで
大きく人生や未来は変わっていくのです。

そう思ったら自分が言う何気ない一言で
相手は元気にもなるし、
やる気も起きるけど、
言い間違えたら相手を傷つけ
やる気も興味もなくさせてしまうのです。

そう思ったら八村選手も
もともと才能もセンスもあったのでしょうが、
そんなコーチに巡りあえたことが
何より幸運だったのでしょうね。

私も人生を振り返った時に
ターニングポイントになった時には
ものすごい影響を受けた人との
大きな出逢いがありました。

なんでも自分一人でやれるようになったと
勘違いしてしまう時もありますが、
謙虚に出逢えたことに感謝できるよう
日々、心がけたいと思います。

仕事や勉強といった枠ではなく、
人生といった大きなくくりでは、
私にとって一番大きな出逢いは、
やっぱり奥さんです。

仕事が多忙でかなりお疲れ、
2週間ほど腰痛のようなので
この週末のどこかで1時間ほど
あんま でもさせてもらうことにします(笑)。