清志郎さんが生きていたら…

コロナはいつ頃、落ち着くんだろう?
緊急事態宣言もまだまだ続く感じだし・・・

そもそもオリンピックは開催されるのかな?

やるならやる
やらないならやらないといった判断は
さすがにもうタイムリミットを
越えているように思うのは私だけ?

ウッドショックで建築業界も先行き不安だし
飲食業界もタクシー業界も観光業界も
いろんな業界がどうなることやら。

オンラインに切り替えて
仕事ができる人たちはまだいいとして
1年以上もこんな状態続いていて
まだまだ続くとなっては経済も止まる。

ワクチンが広まって落ち着いて
1日も早く元に戻って欲しいと思う今日この頃。

そういえば今月2日は忌野清志郎さんの命日。
もう12年も経っているんだな…。

でも清志郎さんが生きていたら
どんな歌を
どんなメッセージを発信してくれただろう。

33年前の曲。
原曲はバリーマクガイヤさん、
日本でも高石ともやさんが
カバーしていた曲に手を加えて
更にカバーした問題作カバーズの1曲目
「明日なき世界」

『狂ってきたこの世は騒がしいぜ
こんなとこからは逃げるに限る
一週間ほど宇宙旅行に
でも戻ってくる場所はもとの故郷
進軍ラッパが闇の中にひびく
潜水艦がジェット機が国を取り巻く

でもよォー 何度でも何度でも
おいらに言ってくれよ
世界が破滅するなんて嘘だろ 嘘だろ~』

清志郎さんが生きていたら
この曲の先の世界を歌っていて
もう奮い立たせてくれているでしょう。

困った時や悩んでいる時に
音楽は元気と勇気をくれるものだと
いつの時代も私は信じています。

今の時代も勇気づけてくれる曲は
あるのかもしれませんが、
歳をとってきたら察知するレーダーが鈍って
古い曲ばかり聴いてたりします。

以前にも紹介した曲ですが
こんなときだからこそ古い曲ですが
清志郎さんの「JUMP」って曲を聴いて
一人で先に奮い立っておきます(笑)!

『何が起こってるのか誰にもわからない
いい事が起こるようにただ願うだけさ』

 

「言葉の使い方」

緊急事態宣言も延長されました。
仕事以外何もできない状況なので
結局、読書三昧の森下です。

連休だったこともあり
仕事に限らずいろんなジャンルの本を
暇を見つけては乱読してたのですが
読んでてとても共感したお話がありました。

伝説の刑事と言われた大峯泰廣さんの
取調べの裏話が書かれた本「完落ち」

大峯さんは、ロス疑惑やサリン事件など
数多くの大事件に関わってこられました。

連続幼女誘拐殺人事件の犯人だった
宮崎勤の自供も大峯さんが取られたのですが
その取調べの話の際に書かれてた
「調べの極意」がとても興味深いものでした。

大峯さんは「調べの極意」は
3つあると言われています。
その3つめが私はとても腑に落ちました。

1つめは「間合い」
2つめは「タイミング」
そして3つめが「言葉の使い方」

この「言葉の使い方」って言うところがミソ。
言うのは易いが、やるのは難しいものです。

例えば、セールスにおいても
「やらないといけないこと」や
「言わないといけないこと」って
案外、誰しも分かってたりするものです。

でも、売れる人と売れない人に分かれる。

例えば、「契約してください」って言葉は
誰しも言わないといけないと分かってますし、
似たようなことは言えますが、
売れる人は、はっきりと言えてますが
売れない人は遠回りな表現だったり、
何よりきちんと言えてなかったりするものです。

そういったことが言える空気を作り
適切なタイミングを計って
はっきりと明確な言葉で伝える。

書くのは簡単だけど
実践するのは難しいものです。

実際、日頃は高圧的な態度で
ズケズケ言うような人でも
営業や販売の場となったら
明確な言葉でお客様に
全然言えない人が多かったりもします。

そんな人はそもそも
お客様にも言葉の使い方が高圧的すぎて
ちゃんと言えない以前に
嫌われて商談が終わる人も多いし、

逆に言葉の使い方が頼りなさ過ぎて
期待感が全く無くて
嫌われることも多いから本当に難しい(笑)。

そう思ったら
相手に正直な気持ちを話してもらうためには
①「間合い」
②「タイミング」
そして③「言葉の使い方」

本当に<言い得て妙>な極意です。

昔、読んだ田中角栄さんのエピソード。

「カネは心して渡せ」
人にカネを渡すときは頭を下げて渡せ。
くれてやるといった態度が少しでもあれば
そのカネは死にガネになる。

これこそまさに
間合い、タイミング、言葉の使い方に注意した
究極の実践例のような気がします。

もうすぐ私も50歳。
世間でいう「年寄り」の域に入ります。
粋なジジイになれるように
今から心掛けておきます。

母の日にふと母を想う・・・

今日は母の日。
私も来年50歳になるいい歳ですが、
いくつになっても母親には
頭があがらないものだったりします(笑)。

母の日なので、母との話を書いてみます。

自分を振り返っても
母に限らず、まだ子供だった頃に
親が言った言葉って
いつまでも胸に貼りついてて
何年経っても影響を受けてるものです。
(なので親になった今、娘たちに
言う言葉や感情は気をつけています。)

田中角栄さんのお母さんの有名な言葉

「人間には休養が必要である。
休んでから働くか、働いてから休むか。
そのときには働いてから休みなさい。
それから悪いことをしなければ
住めないようになったら、
家に帰ってきなさい。
また金を貸した人の名を忘れても、
借りた人の名は絶対に忘れてはなりません。」

15~16歳の頃に母に言われた角栄さんは
この言葉が生涯、胸に貼りついていました。

私自身、そんな偉人でもなければ
母も一般人のごく普通の母ですが、
そんな私でも貼りついてる言葉あります。

それは私が高校生だった頃の言葉。

我が家は母以外は全員、男といった家族。
ガサツで騒がしい家だったでしょうし、
勿論、女性の気持ちなど気にしたどころか
考えたことすらなくスクスク育ちました(笑)。

そんな息子なので母は心配したのでしょう。
こんな言葉を言いました。

「高校生になったら女の子と二人で
遊びに行くこともあるやろう。
その時はどこに言っても意図的に
こまめにトイレに行きなさい。」
と言われました。

「なんで?」って聞いたら
続いて母はこんな風に話しました。

「年頃の女の子は誰しも自分の気持ちを
ストレートに話せるわけじゃない。
その子は恥ずかしくてトイレに行きたいって
気軽に言えない女の子かもしれない。
アンタにはわからへんやろうけど
女の子には月に1回、生理があって
体調がいつも万全じゃない。
何よりこまめにトイレに行けないと困るもの。
遊びに行く先にはトイレがあるか?
アンタが何回もトイレに行くのなら
ついでに恥ずかしがってる女の子でも
気軽に行きやすいやろ?
そういうことを黙って配慮してあげれる
そんな男になりなさい。」

10代の私はそう聞いて
なんと女性とは面倒くさいんだと思いつつも
了承しました。
そしてその言葉は胸に貼りつきました。

なので今でも、女心とやらは皆目わからない
難問のままではありますが、
若かりし頃の私は見た目によらず
紳士的に振る舞ってたように思います。

言われるがまま女性に気遣い、
こまめにトイレに行きたいと言う
そんな男になっていったわけですが、

何処に行ってもすぐトイレに行こうというので
そんなことを気遣っていることなど
相手に真意は伝わらぬまま
単なる「トイレが近い男」として
空回りの青春時代を送ったことは
令和になった今でも内緒話です(笑)。

でも、いまでも胸に貼りついてる
親の言葉は今でもいくつかあります。

親になった今、今度は逆の立場で
娘たちが素敵な女性になれるような
父親としての素敵なアドバイスを
してあげれるように
いまだに日々、修行中の我が身です・・・。

ハートの強さ

今日は「野球」の話でも・・・

緊急事態宣言で今年のGWも
これといって予定もなく家で待機。

おかげで晴れの日は洗濯三昧
天気が悪い日は家の片づけして読書と
それはそれで有意義に過ごしています。

今年は阪神タイガースが開幕から好調で
ペナントレースも面白く、
家にいることが多いこともあり
ついつい野球中継を観戦しがち。

人それぞれ意見はあるでしょうが
今年の阪神の開幕からの快進撃は
ルーキー佐藤選手の存在と思っています。

鳴り物入りで入団、オープン戦でも快打連発。
大いなる期待を持ってペナントが始まるも
三振が続くスタート。
本塁打やヒットも打ちますが
最初の期待が大きい分、
プロの壁と言うか苦戦する様もあり
やっぱり厳しい世界なんだと思いました。

暫く三振が続いても全然フルスイングを
辞めない佐藤選手。
場外本塁打を打つなど大物の片鱗チラホラ。

そんな姿を見続けていると
実は佐藤選手の凄さって長打力どうこうより
三振が続いてもバットをフルスイングで
振り続けるハートの強さだと思えてきました。
エラーしても堂々としてるように
個人的には見えてしまってたりします(笑)。

どんな世界でも結果がでないと
消去的になって元気がなくなっていくもの。
売れない時の営業マンの挨拶の声が
日増しに小声になっていくことに似ています。

失敗が続いてもおおらかにミスを許す
上司や首脳陣がいる前提とは言え
ここまで姿勢を変えずに一貫できるのも
本当に凄いなと感心してしまいました。

一般的に思われがちな「明るさ」ではなく
騒がしさではない「強い明るさ」も
備わっているのでしょうね。

佐藤選手の凄さを長打力とかだけで
判断すると本質を見誤りそうですが、
ミスにも へこたれないあのハートの強さは
彼から見たら父親くらいの年齢の私でも
見てて本当、感心してしまいます。

今、世界中のスポーツの世界で
20代の日本人の若者たちが活躍しています。
我々世代から見たら信じられないレベルで。

体格や体力といったフィジカルな面もですが
おそらくメンタルな面でも
大きな差があるのでしょう。

怒って直させる時代から
叱って気づかせる時代を経て
誉めて伸ばす時代というのか・・・

どの時代にも一長一短あるとしても
今の時代の背景の良いところや見習う面は
素直にきちんと受け入れて
我が身にも染み込ませていきたいものです。

「気づいていないフリをしない。」

先日、結婚発表された有吉さんと夏目さんが
結婚後初めて夫婦そろってテレビ番組に
出演されていました。

その中で有吉さんの発言で
なんとも興味深いものがあったのでご紹介。
ネットでも取り上げていたので
ご存じの方が多いとは思いますが・・

夏目さんが仕事は辞めて
家庭に入るといった話になった時のこと

「みんなの話を聞くと、離婚の理由って
『すれ違い』か『価値観の違い』じゃない?
価値観の方は無理だとしても、
『すれ違い』だけ潰しとくか、みたいな。」

聞いてて「なるほどな~。」って
一人で感心していました(笑)。

現時点での仕事の状況を見てても
夜型の有吉さんと朝型の夏目さん。

付き合ってる時も大変でしたでしょうが
結婚となり一緒に暮らし始めると
話も変わってきますし、
今まで以上にそのことが気になるのは
なんとなく予想できます。

絶対うまくいくかも
絶対成功するかもわかりませんが、

失敗しないためには
「臭いものに蓋はしないこと」や
「気づいていないフリをせず、
現実を受け止めておくこと」は
何事においてもとても大事だと思っています。

意外と誰も気づいていないフリをしますが
先で問題になりそうなことは
随分前から分かってたりするものですよね?

それなのに
「時間がたてば何とかなるだろう」や
「このまま有耶無耶にしていけるだろう」と
曖昧にしたまま時間が過ぎていって
問題として表面化したときは手遅れなことが
人生が上手くいかないなって思ってる人ほど
多いように思います。

家づくりのお手伝いをしていた頃、
本当にこういった多くの人を見てきました。
耳の痛いことは誰も聞きたくないですし、
誰も言いたくないものです。

でも、先でうまくいかないことが多いから
なんとかうまく達成して欲しい気持ちで
早めに言うようになっていきました。

結果、多くの方の家づくりを応援できましたが
私で家づくりをされなかった人で
耳の痛いことを言った私のことを嫌った人も
実際たくさんいたでしょうね(苦笑)。

でも、失敗しないためには
早めにそういった問題を今後どうするのか
決める勇気があったほうがいいのも事実。

そう思ってるので有吉さんのお話は
とても腑に押して納得したのでありました。
さすがですね。

金銭的にそう困ることもないのも
ふたりの背景にはあるでしょうが、
だからとって誰しも早めに決断する勇気を
持ってるわけではないので、
有吉さんが結果を出し続けていられる訳は
こんなところにもあるのでしょうね。

有吉さんも夏目さんも私は好意的なので
是非、幸せになって頂きたいと
一ファンとして心から願っています。

「質問」ではなく「観察」

お客様とお話するときは
質問ではなく観察をすることが大事。
成果が出ている人は「観察上手」です。

質問がきちんとできてもお客様の全てが
本音を語ってくれる訳ではありません。
逆にお客様の立場になったら
答えるのが面倒くさかったり、
嫌いな相手になら適当に答えて
とっとと話を終わらせたくなりませんか?

「いつまでにご返事頂けますか?」
「今月中には決めます。」
その言葉を信じても、いつになっても全然、
結論がもらえない営業マンも多々います。

まず相手をしっかり観察しましょう。

自分に興味や好意をもらってもらえるような
そんな場づくりをするわけでもなく
ただ質問だけをしてみてもそんな相手には
なかなか本音は言ってはくれないものです。

何に興味を持たれているのか?
何が知りたいと思われているのか?
何を確認したくてわざわざ来て下さったのか?

お客様の願いや思いをわかろうという
そんな気持ちがないといけません。

自分の思いを理解してくれる人だなと
思ってもらえないと
本音は言ってもらえませんよね?
だからどんなことお考えなのかを
しっかり観察して相手に興味を持って
質問できないといけないわけです。

何色の車に乗られてますか?
どんなカバンをお持ちですか?
口癖はありませんか?

観察してみた時に、そのお客様が
赤色が好きな方とお見受けしたのなら
オススメの赤色を3パターン
提案してみてらいかがでしょうか?

仮に赤色を選ばれなくても
赤色が好きだとわかってもらえた相手には
いろんなアドバイスをもらいたくなります。

間違っても30パターンを闇雲に出して
「ここから選べます。すべて標準です。」と
言ってお話してはいけません。

好きなものを少しの中からは選びやすいですが、
たくさんの中からたった一つを選ぶのは
大変で、実はかなり時間がかかること。

売れる人と売れない人
成果が出てる人と出てない人って
いつもこの辺りに差が出るなと思うのです。

初回接客時には
雑談やミラーリング、イエスセットが大事で
とりあえずやったらいいんだと
やることが目的になっている人も多いのも事実。

でも、それはあくまで手段の一つにすぎず、
お話しやすい空気を作ること、
相手に興味を持って理解し、
この人は信頼できそうな人だと
好きになってもらうことが目的なわけです。

そのためには質問するより前に
どれだけきちんと興味をもって観察するか
そういったことが大切になると思っています。

最近、ハッとしたこと。

この春で社会にでて26年目。
気づけば来年50歳になります。
ハウスメーカーの新人時代の支店長と同じ歳!
時間の早さに改めて驚きます。

我々の時代は65歳?70歳?
下手したら75歳まで働いて
当たり前の時代になりましたが、
昔は60歳が定年だったのが一般的。

その考えでいくとこれからの10年が
自分にとっての集大成と言った気持ちになり
いろんなことを考えますね。

昔の先輩や学生時代の友人と話をしていても
これからの10年間を悔いなく
全力で頑張りたいね!なんて話す感じですが、
会話をし続けていると
なんだか不穏な内容になったりもします(笑)。

「今まで社長や上司に文句言われ続けて
やりたいこともできず我慢してきたんだから
悔いなくやり遂げるためにも
少しは我を通してやっていきたい。」

「最近の若い連中は、やりたいことと
やらないといけないことをごっちゃにしてる。
俺らの時代では考えられない。甘えるな。
若い連中のわがままなんか聞く気もない。」

「起業してこれまで頑張ってきた。
引退までもうすぐなんだから数年は
好き勝手にやらせてもらえないと
他人に継がせて渡すのに割が合わない。」

立ち位置や環境によっては
理解できなくもない人もいますし、
全てが違うとも言い切れませんが、
人ってゴールが見えてくると
いろんなこと思ってジタバタするのでしょう。

誰かに利用された。
誰かに安く使われた。
働いていると自分を押し殺して我慢の連続。
そんな怒りがある人もいるでしょうね。

そんな想いを最後にはどこかに捨てて
わがまま、自分勝手に生きてみよう!
他人より自分が一番かわいいわけで
これからの人生は、周りを気にせず
自分のことを優先して好き勝手に生きよう!

そう思ってしまう人も
そのように行動してしまう人も
この年齢になったら多くなるのも
分からなくもない自分がいます。

でもここで、ある話を聞いてハッとしました。

実はこういった人の行動が
「老害」の始まりなんですよ・・・・って話。

なんで言うこと聞けないお年寄りが
レジや役所や銀行の窓口で大声だすんだろう?

若い頃にあんなお年寄りにはなりたくないと
思っていたはずなのに
どこをどう間違ってあんな行動の毎日に
なってしまったんだろう?

ずっと疑問でしたが
実際は、知らず知らずのうちにその道を
シニアになる手前辺りの頃から
自ら選んでしまっていたんですね。

そのことに気づいたときに
本当、ハッとしました。

「老いては子に従え」や
「老兵は死なずただ去りゆくのみ」
(所説は様々あるようですが)
昔の人はいいことを言ってますね・・・。

これからの人生を
もうひと踏ん張りして頑張るためにも
これからの10年をどう行動していくのか
しっかり考えてみたいと思っています。

少なくとも娘たちからは
死ぬまではウザがられず
「父ちゃん、大好き~。」とは
言い続けてもらいたい
煩悩まみれの父ですので(笑)。

「発信する側の意図と受信する側の視野」

発信する側と受信する側の思惑は
違うんだなってお話。

先週、日帰り出張の新幹線の中で
読みたかった本「スマホ脳」を読みました。
興味深い話ばかりでしたが、

帯にも書いてあるフレーズ
「スティーブ・ジョブズは我が子に
なぜipadを触らせなかったのか?」
その意味がとても印象的でした。

ジョブズに限らず、ビル・ゲイツも
我が子には暫くスマホを持たせていなかった。

買うお金がないわけでは勿論なくて、
それで自分らは巨万の富を得たモノなのに
我が子には容易く持たせるものではない。

それはあくまで他人に売って金を儲けるもので
その便利さと引き換えに自分達が受ける
悪影響を考えたら慎重にならざるを得ない。

体に悪いことが分かっている
添加物まみれの食べ物を売って
お金儲けはしているけど
自分達は絶対に食べようとしない話な感じ?

発信する側と受信する側によって
見えている世界が違う。
売り手と買い手によって
期待していることが違う。

便利さや気軽さだけで感じる側面だけで
全てがわかったような気になるのは
とても怖いことなんだなってふと思いました。

デジタルなツールでビジネスをしている人は
新聞や本などのアナログなものは時代遅れで
無料で気軽に自分の都合でできる
ネットやSNS、youtubeで
全てが学べるかのように発言されますが、

そんなデジタルな発信をしている人たちも
よくよく話を聞いたり、文を読んでいたら
彼らはやっぱりこの時代でも
勉強する中では本を読んでいる人が多数。

アナログを遠回しに否定して、
デジタルなツールでこれからの情報収集は
事足りると言ってビジネスをしてるけど
本人はアナログからも多々情報収集している。

言ってることとやってることの違和感。

でも、ここに実は多くのヒントや
多くの気づきがあるような気がします。

そう言えば、昔、
飛び込みセールスの達人さんに聞いた話。
「訪問販売お断りって書いてある家ほど
訪問したら契約が取れる。」と言われてたな。

これも当事者の営業マンと
我々、一般人の感じ方には
大きな違いがあるのと似ていますね。
見えてる世界というか
見えてる景色が違うというか・・・。

一般人なら訪問販売お断りと書かれてたら
尻込みしてしまいますが、
達人から見たら訪問販売お断りのステッカーが
買ってくれる人のサインに見えるわけです。

想像もしない角度からパンチが飛んでくるような
そんな発見だったりしました。

(ちなみになぜ訪問販売お断りのステッカーを
貼った家ほど契約が取れるのか・・・

それはこうして拒絶している人ほど押しに弱く
実際、面と向かったら断れない小心者の方が
圧倒的に多数の為、逢えたら後は何とかなる・・・
そんなこと言われてました(苦笑)。

訪問販売お断りって書いてる以上、
訪問販売の人間はまず来ないと思われてて
警戒心が弱く、インターホン押したら
結構出てきてくれるらしいです。

とは言え、こんな話を聞いても
なかなかそう思って行動はできませんよね。

そんな図太く訪問営業できるほど
腹も座っていない私には
到底できないなと思いました。
20年位前のまだ20代だった頃の話(笑)。)

もちろん、本や新聞だけが正しいわけでもなく
ネットやSNSが間違ってるわけでもありません。

言えるのは誰かだけが正しい、
どれかだけが正しいわけではない・・・
いろんな側面、いろんな角度、
いろんな人の意見を聞いて
広い視野で物事を考えるようにしたいです。

そもそも人間はたまたま知った
数少ない情報の中から答を探し出す
そんな生き物だとも聞いたことがあります。

何か一つに偏らず受信できるようには
こっちで気をつけていかないといけないですね。

そう思ったらやっぱり気軽にできる一つは
読書なのかなと思った次第です。

本はたくさん読もうっと・・・。

仕事や勉強の合間に刺激を与えよう!

1996年3月28日に新人研修参加した日を
社会人のスタートとするのなら
明日で社会人になり四半世紀が経ちます。

先日、小学校を卒業した長女の成長でも
あっという間の時間の早さを感じますが、
自分を振り返ったらもっと感じますね(笑)。

あっ、先日 FB記事をお話させて頂いた
長女の卒業式の記事では
たくさんの方にお祝いコメント頂き
本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

今年に入ってから発出されたコロナによる
2回目の緊急事態宣言の期間は
リモートでの仕事に変更もありましたが、
キャンセルになった仕事もありました。

時間ができた分、仕事の合間には
仕事部屋や家の片づけをしつつ
後はただ黙々と本を読んでいました。

せっかくのゆとりある機会なので
名著と言われている本を
机の横に積み上げておき、
以前、読んだことある本も
まだ読んだことなかった本も関係なく
かたっぱしから読んでみました。

そんな一気に詰め込むように読書しても
頭の中で整理できずに混乱して
何かもったいない気がするので
今まであまりやらなかったのですが
今回やってみて一つ気づいたことがあります。

それは各々が言葉や表現は変えつつも
キモになることや大事なことは
結局、名著と言われる本には同じように
大事なこととして書いてあることに
今更ながら改めて気づきました。

「あれ?こんな話さっき読んだ本にも
書いてあったような気がするな・・・。」

で、さっき読んだ本を改めてみてみると
「この本の79頁に書いてあることと
今読んでいる本のここと
同じようなことを言っているな。」
なんて思うこともしばしば。

読んでいくうちに
「一人インプットと一人アウトプット」を
繰り返し実施している始末(笑)。

でも、これが本当に大切なことが
繰り返し頭に染み込んできて
結果オーライとはいえ、
とても有意義な時間になりました。

若い頃、セールスの本ばかり買い込み
セールステクニックを
身に着けようとしていましたが、
セールスの本ばっかり読んでも
実はあんまり理解できないんですよね。

ジャンル問わずいろんな本を読むことで
今まで気づけなかった角度から
物事を見つめられるときに
ハッとして自分の血や肉になった瞬間を
再体験した感じがします。

確かジェームズWヤング著
「アイデアのつくり方」でも
考えるだけ考えてから芸術的な刺激を与えた後
予想外のタイミングでアイデアが浮かぶと
いったようニュアンスで書かれてあったことに
この話は似ているのかもしれません。

仕事で打ち合わせをする。
時間を作って本を読む。
合間や夜にいろんな刺激を与える。

音楽を聴く。
映画を観る。
美術館に行ってみる。
寄席に行ってみる。
公園を散歩してみる。

コロナで日々の生活に制限がかかり
ネガティブな気持ちにもなりそうですが
意図して有意義な過ごし方を考えて
過ごしていくのもいいもんですね。

そう言えば昨日、プロ野球も開幕しました。
野球からも刺激もらおうっと♪

ちなみに我が家がどのチームのファンか?

それは保育園時代の次女の写真で
それとなく察して頂ければ幸いです(笑)。
↓↓↓

商 売

何気に「商売」って言葉の意味を調べてみたら
①利益を上げる目的で物を売り買いすること
②生活の基盤になっている仕事、職業
と書いてありました(デジタル大辞泉より)。

何故調べたかというと
売り手側、作り手側に立った時と
買い手側に立った時に感じる
なんか微妙にズレた感覚に
今更、疑問を持ったのがきっかけ。

作り手側の時は、熱い思いもこだわりもあり
「いいモノ」作ろうって思うのは
当たり前だと思います。
でも、買い手側から見た時に重いというか
何か押しつけられているようで
嫌な気になる時が多々あります。

この時って売り手側、作り手側の人たちが
自分達の商品やサービスに
惚れ込みすぎると言うか
自分達だけが正しいんだと思い込みすぎて
お客さんが見えなくなってしまってる時に
起こっているんじゃないのかな?

昔ならさておき、今どき
腕さえよければ愛想や気遣いなんていらないと
勘違いされている職人さんや
安くて旨かったら流行るんだと思っている
飲食店の人なんかまさにそうですよね。

(今どき150円も出したら美味しい珈琲が
コンビニで気軽に買える時代に
何故わざわざ足を運び600円も出して
喫茶店に珈琲を飲みに行っているのか?
そんな人たちは珈琲も美味しいだけど、
お店の空気感が好きで(店員さんも)
それを味わいたいから
お店に行っていると思っています。)

こんな話をすると
「じゃあ性格がよくても腕の悪い医者に
オマエは手術してもらうのか?」と
自分を正当化するためにか
飛躍するにも程がある意見を言ってこられて
ビックリすることもありますが(笑)、
買い手側に立つと自己満足でなく
こっちのことを思ってくれていないと
いいモノでもなんか嫌な気分になりますね。
(ちなみに私は手術するなら
性格よくて腕もいいお医者さんに
お世話になろうと思っています(笑)。)

「趣味」なら各々の勝手でいいのですが
「商売」ならお客様からお金を頂いて
利益をあげていく為なら尚更、
自分たちが売りたいものじゃなくて
お客さんが欲しいものを売らないといけないと
改めて思ったのであります。

もちろん大事にする順番の
1番目は「お客様」ですが、
それは2番目に「正しい商品」であることと
ワンセットでないといけないことは
言うまでもありません。

でないとお客様に喜んでもらえないし、
売り手側も儲けて食べていけないですから。

ただ「正しい商品」になればなるほど
価格を下げていくことは難しくなるので
そこのバランスをどう取っていくのかが
いつの時代も「商売」のキモだと思うわけです。