母の日にふと母を想う・・・

今日は母の日。
私も来年50歳になるいい歳ですが、
いくつになっても母親には
頭があがらないものだったりします(笑)。

母の日なので、母との話を書いてみます。

自分を振り返っても
母に限らず、まだ子供だった頃に
親が言った言葉って
いつまでも胸に貼りついてて
何年経っても影響を受けてるものです。
(なので親になった今、娘たちに
言う言葉や感情は気をつけています。)

田中角栄さんのお母さんの有名な言葉

「人間には休養が必要である。
休んでから働くか、働いてから休むか。
そのときには働いてから休みなさい。
それから悪いことをしなければ
住めないようになったら、
家に帰ってきなさい。
また金を貸した人の名を忘れても、
借りた人の名は絶対に忘れてはなりません。」

15~16歳の頃に母に言われた角栄さんは
この言葉が生涯、胸に貼りついていました。

私自身、そんな偉人でもなければ
母も一般人のごく普通の母ですが、
そんな私でも貼りついてる言葉あります。

それは私が高校生だった頃の言葉。

我が家は母以外は全員、男といった家族。
ガサツで騒がしい家だったでしょうし、
勿論、女性の気持ちなど気にしたどころか
考えたことすらなくスクスク育ちました(笑)。

そんな息子なので母は心配したのでしょう。
こんな言葉を言いました。

「高校生になったら女の子と二人で
遊びに行くこともあるやろう。
その時はどこに言っても意図的に
こまめにトイレに行きなさい。」
と言われました。

「なんで?」って聞いたら
続いて母はこんな風に話しました。

「年頃の女の子は誰しも自分の気持ちを
ストレートに話せるわけじゃない。
その子は恥ずかしくてトイレに行きたいって
気軽に言えない女の子かもしれない。
アンタにはわからへんやろうけど
女の子には月に1回、生理があって
体調がいつも万全じゃない。
何よりこまめにトイレに行けないと困るもの。
遊びに行く先にはトイレがあるか?
アンタが何回もトイレに行くのなら
ついでに恥ずかしがってる女の子でも
気軽に行きやすいやろ?
そういうことを黙って配慮してあげれる
そんな男になりなさい。」

10代の私はそう聞いて
なんと女性とは面倒くさいんだと思いつつも
了承しました。
そしてその言葉は胸に貼りつきました。

なので今でも、女心とやらは皆目わからない
難問のままではありますが、
若かりし頃の私は見た目によらず
紳士的に振る舞ってたように思います。

言われるがまま女性に気遣い、
こまめにトイレに行きたいと言う
そんな男になっていったわけですが、

何処に行ってもすぐトイレに行こうというので
そんなことを気遣っていることなど
相手に真意は伝わらぬまま
単なる「トイレが近い男」として
空回りの青春時代を送ったことは
令和になった今でも内緒話です(笑)。

でも、いまでも胸に貼りついてる
親の言葉は今でもいくつかあります。

親になった今、今度は逆の立場で
娘たちが素敵な女性になれるような
父親としての素敵なアドバイスを
してあげれるように
いまだに日々、修行中の我が身です・・・。