思い込みからの脱皮

朝は冷え込んできました。
コロナの予防もですが、風邪の予防にも
気をつけないといけない季節。

今まで通り手洗いやうがい、マスク着用を
しっかり注意していきましょう。

料理研究家の土井善晴さんってご存じですか?
テレビ番組にもよく出られているので
見たことある人は多いのではないでしょうか?

土井さんが勧めらている「一汁一菜」の考え。
世の中にもっと広まればいいのにと思います。

古くから日本は和食の献立として
「一汁三菜」を良しとしてきました。
ご飯があり、汁物があり、要はおかずが三品。
ここまで出来たらいいとは思いますが、
毎日となるとなかなか大変で負担も大きい。

ましてや今は働いている奥さんも多いので
プレッシャーになっている方もいるのなら
ご飯は一汁一菜、昔の生活で言うのなら
「ご飯、みそ汁、漬物」でOK
それより具沢山の味噌汁さえあればそれで充分。
2品でも一汁一菜になるといった考え。

家にいるときは私もご飯を作っているので、
この考えは本当、大賛成だったりします。
っていうか栄養面も味も満足いくし、
そもそも同じ理屈の鍋料理なら
1品でもいいのなら おかしな話です。

ただ、古くからご飯の献立は
そういうものだったという思い込みが
視野を狭くし、決めつけているだけで
そんな思い込みから脱皮することこそ
今の時代に合ってないですか?
働き方改革も思い込みからの脱皮です。

そもそも、うまくいかないことや
変化できないことは、
その理由のほとんどが「思い込み」

例えば、成果の出ない営業マン。
いつまでたっても成果の出ないやり方に
執着しすぎて変われないことが多々あります。

同じやり方であれば結果は変わらないのは
当たり前だと思うのですが、
他人のことならよくわかっても
自分のことはよくわからないわけです。

結果の出ない営業マンの最も多い思い込みは
ほとんどの人が自分は違うと認めませんが、
「お客さんのいいなりになることが誠意。」と
いうことだったりするのです。

本当の誠意は、
そのお客さんにとっては耳の痛い話でも
その人のためであるのなら正直に伝えること。

でも、そんな態度は失礼だと決めつけ、
先で問題になることに気づいていても
それをクリアにしないといけなくても
安請け合いして結果迷わせていることが多い。

それはなかなか相手には
受け入れてもらえない話です。

「こうでなければいけない。」といった
思い込みを疑ってみて、
他人事のように眺めてみたときに
課題を執着せずに捨てることができたら
未来が変わるのではないでしょうか?

ちなみに結果が出ないことに気づく
一番簡単な方法は、
自分がなりたい人や成果出ている人の
マネをすることです。

成果が出ていない時に
成果の出ている人のマネをしたら
自分の思い込みのほとんどが
間違いと気づけるでしょう。
偉そうに言いつつも私がそうでした(笑)。

成果が出ていない時に
やっていなかったことは
成果が出ている時には
やってることばかりでした。

成果がでていない時に
大事にやっていたことは
成果が出ている時には
やっていないことばかりでした。

思い込みからの脱皮こそ
生まれ変わりたいときのスタートです。

一汁三菜という思い込みから
一汁一菜でいいと考えになったときに
料理も一層楽しいものになりそうです。

そもそも味噌汁といっても
出汁だけでもカツオにするか
イリコにするかあごだしにするかで変わり、
具材なんてバリエーションにキリがないです。

ちなみに私は豚汁があれば
酒も呑めるし、飯も食えます。
朝でも昼でも晩でもOK!

売れていない営業マンも一緒。
成果の出ない理由の思い込み、
言い換えれば、間違った正義感を
間違いと認めて受け入れた時に
なりたかった自分に近づけると思います。

例えば、高額商品ほど
知識と公式と経験こそあればといいと
思われている人もいますが、
そもそもそれを購入する相手がいてこその話。

そのお客様はどんな生き様の人で
こんな人から買いたいなと思っている
その人物像に自分がなれているのかが
分からないとやっぱり売れないわけです。

このニュアンスは結局、
営業し続けて痛い目にあった人でないと
なかなか伝わらない話。
そんな人が成長する手助けをやっていくのが
私の仕事であるように日々精進します。

ハンコ廃止の流れで思うこと

朝晩すっかり冷え込んできてました。
油断したら風邪ひきそうです。
みなさん気をつけてください。

先日からテレビや新聞で
「ハンコ廃止」のニュースをよく見かけます。
今日の新聞には婚姻届や離婚届の押印も
廃止の検討をしている記事がありました。

確かにどこででも買える三文判でも
押印したら効果があるということも
なんか重みのない話ですし、
確認が取れても押印がないと書類が
回らないといった話もおかしな話です。

ハンコがなくなるのは
ハンコ作成や販売で生計を立てている人が
多くいらっしゃるので
今日明日で無くすというのも厳しい話。

なんらかのサポートはいるでしょうし、
仮に2000円の売り上げをあげるのは
今までのような必要なものとして
100円のハンコを20個販売したのを
これからは文化や趣味として
オシャレな印鑑を1つ2000円で売るような
シフトチェンジで生き残る準備も必要。

段階を経ていったとしても
押印をなくしてオンライン化することは
いいことだとは思っています。

ただ、作業としての廃止はいいですが
押印そのものに含まれていた意味を
なし崩しで無くすのは危険な気がします。

例えば、上司の押印。
これはきちんと報告し了承をとることの
確認する形として押印がありました。

押印する事で上司の責任確認もありますし、
社員が勝手な判断をしないための予防策でも
あったわけです。

例えば、押印がなくなったからといって
無責任に何らかのコトが進んでいき、
引き返せなくなった状況で
上司がフォローしなければならないのでは
そもそも押印を無くしたことの弊害が
でることも増えてくるかもしれません。

例えば、契約書押印や婚姻届押印も
ハンコを押すという作業が入ることで
冷静に考えるゆとりができたり
改めて決意を再確認する機会に
なっていたと思うのですが、
そういうこともなくなると
お互いにいろんな変更が
増えてきそうな気もしています。

海洋汚染問題の対策として
コンビニなどのレジ袋が有料化されました。

各自がエコバッグを利用したり
袋を使用せず持ち帰ることで
使用を減らしていくことになったのは
とてもいい事だと思います。

反面、レジ袋がなくなったことで
支払いの有無が分からず万引きが増えたり、
買い物カゴごと持って帰る
カゴの万引きが増える問題が起きています。

そもそも昔、
店名入りのレジ袋を使用しだしたのは
持ち逃げしていないかわかるように
万引き防止だったのが理由。

それなのに対策なくレジ袋を廃止したら
以前の問題が元通りになっただけの話。
ハンコ廃止でも同じような問題が
起こらないといいなと思うわけです。

手間を省くことはいいですが、
それで効率が上がるとか
新たな問題が起こらないとは言いきれません。

ただ効率化を急ぐことは
どこかで弊害が起きます。
やってみないとわからないから
やってみてから考えたらいいというスタンス。

大賛成ですが、ちゃんと問題が起きた時に
考え直す機会と時間は先で
責任を持って作って欲しいですね。

「効率化」を進めると
一部の人の業務は減りますが、
一部の人にしわ寄せがいくことが多いです。

昔、私の周りは効率化をすることで
一部の上の人が早く帰れるようになったり
業務が楽になったけど、
その下の人が逆に帰れなくなったり
業務が増えて混乱することがよくありました。

それをまた話し合って改善しようとしても
いったん楽になった人は
ほとんどの人が元に戻すことや
自分にしわ寄せがいくことを認めないので
当初描いていた形になることなく
ただ組織がまとまらなくなっただけでした。

なので、作業の簡略化は推進して
意味はお互いが共有し、
誰かのためでなくみんなのために
改善も繰り返すと最初に宣言して、
やっていく姿勢は大事にしてほしいと
新聞読んでて思った次第です。

「縁」とは偶然な必然

昔、野狐禅っていう2人組の
ミュージシャンがいました。
解散後も竹原ピストルさんはソロで
活躍中のためご存じの方も多いかと思います。

数多く発表された楽曲の中に
「ならば、友よ」という曲があります。
この曲を先日、聴き直して
いろいろと思う事があったので
今回書いてみることにしました。

この曲は、
「夢」という言葉は、あきらめた人が
「青春」という言葉は、立ち止まった人が
発明した言葉だから
友と「夢」や「青春」を語り合うのは
死ぬ間際でいいやといった内容の
なんとも熱い曲であります。

私自身、当時の背景もあり
とても心に残った曲なのですが、
その中でずっとひっかかっていた
歌詞の箇所がありました。
そこはこんな歌詞でした。

【結局、上手いこと寝つけないまま迎えた
朝っぱらの朝っぱら
半ばイヤがらせチックに、オマエに
メールなんぞを送ってみれば
バッチリ返事が返ってきやがったもんだから
思わず吹き出しつつも、ちょっくらオマエに
本音を語ってみようかと思った】

言わんとしていることはわかります。

このような理屈じゃないきっかけで
友人と関係性が深まったことも私もあります。

たまたまタイミングがあったこと自体が
もう縁があったことなわけで、
うまくいく関係性ってそもそもこんなものだと
理解して受け止める自分もいました。

ただこれを理屈で説明しようにも
ニュアンスもあり難しい。
なかなかうまく説明できない事だったのですが
その理由をを立証してくれるような話を
知る機会がありました。

それは幸福研究をされていた
心理学者 セリグマン教授が
あなたが80歳になったときに
元気で幸せかどうかを予測する魔法の質問を
紹介してくれているもの。
それはこんな質問でした。

「あなたに朝の4時に電話をして、安心して
悩みを打ち明けられる相手はいるだろうか?」

この答えがイエスならノーと言う人より
長生きできる可能性が高いのだそうです。

ちなみにこの事実を発見した
ハーバード大学の精神科医バイヤン氏は
愛される力が大事で、人間関係こそが
幸福と長生きの鍵と言われてます。

この話を照らして考えてみたら
朝っぱらにいきなりメールを送った相手が
返事がくれたことは、偶然とはいえ
本音を語れる相手だと思ったとしても
納得してしまう話だと思うわけです。

昔、私はお客様と出逢った時や
研修でたまたま隣の席になって話した方に
「縁」とは偶然な必然を言います。
 あなたさまと逢えたこと感謝します。
とハガキに書いて送っていました。

偶然の出会いを、たまたまと取るか
縁と思って素晴らしき機会と思おうかで
人生大きく変わるように思います。

物は取りようで大きく人生が変わるのなら
自分が体験するすべてのことは
意味があることだと思って生きたほうが
楽しい気がするのは私だけでしょうか?

幼馴染や高校や予備校、大学時代の友人
社会人になったときの同期達も
すべての付き合いの中に
今でもつきあいのある友人がいます。

彼らと1年に1回づつでいいから
酒を呑みつつ、語り合える機会を
作ることが人生の肥料ならば、
歳をとったことや時間があいたことを
出来ない言い訳にする前に
まずは逢えることを大事にしていきたいです。

桜の花を見ることを言い訳にして
酒を呑む花見客のように(笑)
昔の友人とも会える心のゆとりは
いつまでも持っていたいですね。

商売繁盛の神様

今日は、商売の神様のお話を…。

東北地方と言うか仙台市には
商売繁盛のご利益があるとされる
「仙台四郎」なる神様がいるそうです。

実在した人物のようで、
今でも仙台ではある種、キャラクター化されて
「四郎自身が選んで訪れる店は繁盛する」と
いろんなお店で祀られているようです。

先日、夕食を食べに行った飲食店で見かけ、
仙台四郎のことを知っている知人に
そのことを教えてもらいました。

ちなみにこの仙台四郎さん、
私とかなり似ていて、笑ってしまいます。
奥さんにも娘にも言って写真みせたら
「似てる。」と笑われました。


(仙台四郎さんです)

若い頃ならそう嬉しくもないですが(笑)、
いい歳になってくると
商売繁盛の神様に似てるというのは
悪い気はしませんね。
むしろ、商売している身としては
ありがたい話と思います。

実際の話。
奥さんによく言われるのですが
旅先や外食で、私と一緒に行った飲食店は、
空いているからと入店した店も
食べ終わって帰るときには
お客さんでいっぱいになっていることが
多々あるようです。

仙台四郎さんのエピソードを話した時も
「一緒やん。」と言われました。

実はこの話、高校時代から
自分自身も思っていました。
なぜか私の行った店ってお客さんが
後からたくさん入ってくること多いのです。

そんな背景があり、
商売繁盛の神様で、
なおかつ見た目が似ている・・・。
他人とは思えませんでした(笑)。

子どもの頃から友人にも恵まれ
社会人になってからも
本当にたくさんの目上の方やお客さんに
可愛がってもらう毎日です。

何より、ステキな奥さんもいて
可愛い娘も2人いるのですから
人生ヨシ!としないと怒られます。

そんなこともあり、これから
「姫路四郎」と名乗るか思案してます♪

若い頃は、
「もっと背が高く生まれたかった。」
「もっと男前に生まれたかった。」
と思いましたが、
「周りに人が溢れている」ことの方が
全然、ラッキーですね。
(そう思えるには時間がかかりましたが(笑))

これからも商売繁盛のサポートができるよう
仕事に家族、友人関係に頑張ります!!

「志を得ざれば再び此地を踏まず」

朝晩涼しくなって過ごしやすくなりました。
このまま秋になっていくのでしょうか?
暑い夏はイヤですが、
夏が終わるっていうのも寂しいですね。

先日、野口英世さんのことを
深く知る機会がありました。

医術開業試験受験の為、19歳で
上京するときに生家の床柱に
医師になる決意を刻みました。

「志を得ざれば再び此地を踏まず」

医師にならない限り、故郷には帰ってこない。

19歳でそこまでの覚悟と決意を持ったこと。
驚くとともに感心してしまいました。

このような偉人と自分を比べること自体、
おかしいのかもしれませんが、
私のような50歳前の凡人でも
まだ覚悟を決めて決意する機会があるでしょう。

その時には私も決断できる勇気は
持っていたいと思った夏の終わりです。

追伸

野口英世さんは19歳で上京、
21歳で医師資格を取り、24歳で渡米。
39歳の時、2か月だけ帰国するも
そのまま日本に帰ることなく、
51歳の時、黄熱病で亡くなられました。

36歳の時にお母さんからの手紙が
届くのですが、この手紙読んだら
涙がこぼれてきました。

何回も「はやくきてくたされ」と
書いてあります。

「早く帰ってきて。」
「いつ帰れるか教えて。」
我が子を待つ母親の気持ちが
全体から滲み出ています。

若い頃なら息子目線で読んで
そんな風に思うのかなと感じたでしょうが、
今は、お母さん側の目線になりますから
読んでて同じような気持ちになりました。

「親孝行したいとき親はなし。」
親孝行できてるかと自問自答して
何もできてないように思いました。

来週は敬老の日。
時間作って家族で、
母親に会いにいきたいと思います。

子どもは絵本をたくさん読んだ方がいい

9月になってから朝晩は、
少し暑さも和らいできました。
ちなみに今年は「8月の平均温度」が
過去最高の暑さだったようです。
コロナにも注意ですが、
まだまだ暑さにも注意ですね。

今回は児童文学者であり、
翻訳者でもある渡辺茂男さんの言葉をご紹介。

「実在しない生き物が
子どもの心に椅子を作り、
それらが去った後に実在する大切な人を
座らせることができる。」

いかに子どもにとって、
ドラえもんやアンマンパンに夢中になることが
意味があり、素晴らしい事なのか…

子どもたちが大人になったとき。

大好きな誰かに出逢えたときに
その大好きな相手を大切にするためにも
心の椅子が1つでも心の中に持ててるように
大人は手伝ってあげないといけないですね。

今のような簡単に情報を手に入れられる時代、
実在しない生き物と触れ合うのは
手段は何でもいいと言われる人も多いでしょう。

ただ、ネットやDVDは便利ですけど
簡単に情報がたくさん入ってくる分、
深く考える行為は少ないように思います。

やっぱり、絵本や本を読んだ方がいいかな?

実在しない生き物だからこそ
想像力を膨らまさないと
心に椅子が作れませんし、
誰かが椅子を与えてくれないと
心の中に置けなくても困ります。

人生の答えは自分で作り出すもので
他人が与えてくれるものではありまえん。
それをお金で買おうとしても
ヒントは買えても答えは買えませんから。

映画やドラマ、アニメも面白いですが、
登場人物の心理状態や本音は
小説や漫画ほどわかりにくいもの。

行間に滲み出てくるト書きが
絵本や本にはあって、
それこそが頭の中で絵が描ける
最大のヒントなわけですから
デジタルが全て正解でなく、
アナログの素晴らしさも
活かしていきたいですね。

大きくなってきた今、
youtube見たりしてる娘達ですが、
それこそ10歳くらいまでは
夫婦の方針で、絵本と本を読ませてました。

デジタルを有意義には活用したほうが
いいのはこのご時勢、分かってます。
なので、成長に応じて触れさせてます。

流行りもあるでしょう。
便利もあるでしょう。
でも、デジタルでは得られないものも
あると思っているので、
アナログな読書も大事にしてほしいです。

テスト勉強、特に暗記は
鉛筆で紙に書いてナンボといった
昭和テイストな方針も含めて・・。

ちなみに私が読んだ小説を
長女はその後、すぐ読破して
父ちゃん以上に理解してました(笑)。
スゲー!

どうやら読書も楽しんでるようです。

こうやって、心に椅子を一つでも多く持って
我が人生を謳歌して欲しいものです。

「人はやらなかったことを最も後悔する。」

前回、97歳で亡くなられた
内海桂子師匠のお話を書かせてもらいました。

人生の先輩として、高齢の方の経験した話を
色々聞いたり、読んだりするのもいいなと
思っていた先週末に突然、
奥さんのおじいちゃんが亡くなりました。

内海桂子師匠より1年長生きの享年98歳。
大往生の人生でした。
前日まで元気だったようで、
長く苦しむこともなく旅立たれたことは
よかったかなと思います。

コロナの影響でお通夜は奥さんのみ参加。
告別式は私も参加したのですが、
こういった機会は自分自身の人生のことを
色々考えさせられます。

1回しかない人生ということを言い訳に
好き勝手に生きたい気もしますが、
他人様に嫌われて知らん顔されたり、
子どもに迷惑かけていい訳もありません。

失敗しても仕方ないですが、
ただチャレンジだけはしていって、
悔いなく生きたいとは改めて思いました。

「人はやらなかったことを最も後悔する。」

うまくいかなかったとしても、
結果、私たちは失敗を正当化して語れますが、
何もチャレンジしなかったことについては
正当化ができません。

要は、何も試みなかったら
うまくいかなかったことの言い訳すらする
根拠がないわけです。

また、一説には
人は10代の時に手にできなかったものを
生涯、執着する傾向があるそうです。

それが学歴なのか、友情なのか、
恋愛なのかは人それぞれですが、
自分自身や周りの人をに見ても
あながち外れてないかもしれません。

後、人間は歳を重ねていくと
良いことだけ都合よく覚えていて、
悪いことは忘れていくようですから、
失敗ばかり一杯しても
いろんなことに挑戦したほうが、
歳をとったときに幸福感が増して、
孫に武勇伝が語れるそうです(笑)。

お金をたくさん儲けないと
世間で言う「成功者」にはなれませんが、
失敗ばかりしても挑戦し続けたら
「幸せな人生」だったと思えるのなら
悔いなく生きるためにも
何か新しく興味を持ったことに
チャレンジしていきます!

最後に私の大好きな
ネイティブアメリカンの教えをご紹介。

「あなたが生まれてきたとき、
周りの人は笑って、
あなたは泣いていたでしょう。

だからあなたが死ぬときは、
あなたが笑って、
周りの人が泣くような人生をおくりなさい。」

こんな人生がおくれるように精進します・・・。

『言葉で絵を描きなさい』

コロナ騒動がなければ
今頃はいつも通り夏休みの終わり。
若かりし頃の森下少年は
夏休みの宿題に追われていた頃(笑)。

計画性をもって生きる大切さを
いまだ身に着けることなく
無駄に歳だけ重ねてきています・・・。

今月22日に女性漫才師の内海桂子さんが
亡くなられていたニュースを昨日見ました。
機会あれば生で観てかった芸人さんです。

浅草の寄席に何度か行ったこともありますが、
なかなか出演されたときには行けなくて
ついに叶わぬ夢となりました。

弟子のナイツ塙さんが、
師匠の内海桂子さんは日頃から
「言葉で絵を描きなさい。」と言われてたと
コメントされていましたが、
なかなか奥深い言葉だなと思いました。

話の上手な人、言葉選びが上手な人って
言葉を聞いただけで、
頭の中に映像が広がるイメージがあります。

(歌詞でもそうですよね。
例えば、RCサクセション忌野清志郎さんが
書いた名曲スローバラード。

「昨日はクルマの中で寝た
あの娘と手をつないで」
と歌った後に唐突に続く
「市営グランドの駐車場」って歌詞。

初めてちゃんと歌詞カード見ながら聴いた時、
急に頭の中に映像が広がった気がしました。

その時に「やっぱりキヨシローは、
ステキで上手な歌詞を書くな~。」と
生意気に上から目線で
思ったこと思い出しました。
あれは俺、18。
路地裏の少年の頃(笑)。)

例えば、話の下手の人が
「嫌いな人」といったテーマで話したとき。

「嫌いな人ってどんな人?」って
唐突に聞き始めてもおそらく
個々で頭に描く嫌いな人の像は様々。
ということは会話も抽象的で
なかなか噛み合わなかったりします。

でも、話が上手な人なら
「例えば、苦手なタイプって色々あります。
時間を守れない人が苦手という人もいれば
お金にルーズな人が苦手、
他には陰口を言う人が苦手な人もいます。

そんな中でも私は、
嘘をつく人が苦手なんですが、
みなさんはどんな人が苦手?
もっと直球で言ったら嫌いですか(笑)?」って
話される感じがします。

そもそも「嫌い」って言うような
ネガティブな表現も
「苦手」っていう少しソフトな表現に
変えたほうが人は言いやすくなりますし、

各々が描くイメージを具体的にしていきながら
会話を始めていったら
みんな頭の中にいろんな具体的な絵が浮かんで
会話も弾んでいくように思います。

ちなみに頭で、
絵を描いてもらいやすくするには
抽象的なことを具体的にすることが大事。

なかでも「比喩表現」が一番やりやすい
具体的な方法だと10代の終わりに
島田紳助氏のトーク番組を見て
私は、こっそり気づいたわけです(笑)。

例えば、落語や講談の世界でも
名人と言われる人ほど
頭の中に映像が浮かぶ感じがします。

講談師 神田伯山さんが言われてましたが
「落語が会話形式で伝え
講談はナレーションで伝える。」
これも技術の一つなわけです。

例えば、寒さを伝えたいなら
落語なら
「源さん、雪が降ってきたね。」と言いつつ、
寒そうに会話する様子で伝えていきますが、
講談なら
「時は元禄〇年、雪が深々と降る夜に・・・。」
こんなナレーションで伝えていく。

方法はどっちでも相手に「寒さ」を
絵で伝えきれることがOKなわけで、
日常の会話形式がジャンル問わない
フリースタイル(笑)の我々は
自分に合った方法を参考にすればいいのです。

内海桂子さんが言われた
「言葉で絵を描きなさい。」
相手にちゃんと真意を伝えるためには
覚えておきたい大事なこと。
心にとめておきたいと思います。

追伸

売れない営業マンほど
抽象的な質問しかできなかったり
するように思います。

「私たちは いい家を建てています。
あなたにとっての いい家って何ですか?」

全然、頭の中に絵が描けないですよね?
各々、具体的に思うイメージは違うわけで。

売れてる営業マンは、
商品そのものが極端によいケースでなければ
たぶんこんな質問はされていないと思います。
(なによりも売れてる営業マンは
もっと自分にとって都合いい方へ導きますし、
自分の強みに共感させる力技も持ってます。
それは何か詳細が知りたい人は
また個別で聞いてください(笑)。)

ぶっちゃけ、モノさえよかったら
営業マンもそれほどスキルなくても
売れたりするものですが、
普通は最低限のセールストークの準備や
ロープレでの練習がないといけないわけです。

そんな中で相手に選んで頂くためにも
相手の頭の中で
「絵を描けるような言葉がけ」もできないと
いつも競合で負ける理由は
「価格差」や「会社の規模」になりがちな
言い訳営業マンなってしまいます。

自分ができることを整理して
戦う準備をすることに逃げず、
まずは「言葉で絵が描ける」練習を
営業マンは、やってみるのもいいですね。

偶然の産物

暑い日が続きます。
私が子どもの頃は、ひと夏で
30℃超える日はあっても2~3日くらい?
ここ最近は35℃とか当たり前。

コロナもですが熱中症にも
みなさん気をつけてくださいね。

さて、コロナもまだまだ先が見えません。
先日、始発の新幹線に乗ったのですが
結局、東京までに
同車両に乗った人数は私入れて6人!

飲食店の人に聞いても
タクシーの運転手さんに聞いても
まだまだ厳しい状況です。

とは言っても何か手を打ちたいわけで・・・。

業種によってはオンラインで
新しい取り組みにしてコロナ以前より
うまくやられている方もいます。

諦めずに何か考えて、
みんなが上手く行ける方法がないかな?
そんなこと思ったりする今日この頃・・・。

今まででも当初の目論見ではなく
予想外の展開を見せて
成功されたお話なんかを聞くと
まだまだ何かできる可能性はありそうです。

現にコロナ騒動で
今までなら夏に売れてた日焼け止めや
制汗剤などは売れ行きが伸びないのに対して
入浴剤や食品保存袋なんかは
予想以上の売れ行きのようです。

マスクやうがい薬、トイレットペーパーや
ティッシュペーパーも予想外の
品不足になったりしましたね。

例えば、ゲームのテトリスは
当初、教育用のソフトウェアとして
開発されたようです。

サランラップは食品用ではなく
戦場での銃弾、火薬を湿気から守るため開発、
シュレッダーばさみも
最初は刻み海苔を作るためだったようです。

今はビジネスでも遊びでも活用される
youtubeも最初は出会い系サイトとして生まれ、
Googleは図書館の蔵書検索サービスがきっかけ。
バイアグラも当初は
咽頭役の薬として生まれたのに、
興味深い副作用から今の用途として
使われるようになったのだそうです(笑)。

「偶然の産物」と言えばいいのかな?

今の厳しい時代の中では
今まで通りのやり方だけでは厳しく、
少なくともこの1~2年は
乗り越えられないかもしれません。

となると何か新しいチャレンジが必要です。

絶対成功する方法は何かはわかりませんが、
新しいチャレンジしていかない限り、
上記のような偶然の産物にも巡り合えません。

基本、人生は自己責任ですが、
こんな時代の中では
何かを分かち合おうと協力しあうことも
大切なことですよね?

偶然の産物ですら
出逢えるのは何かにチャレンジしないと
出逢えないのなら
その場に立ち止まって愚痴る前に
何かやってみようと思える熱意が
新しい扉を開ける鍵だと思うわけです。

みなさん、お互い頑張っていきましょう!

HAPPY

ここ数日、暑い日が続きます。
お盆休みに入られた方も多いかと思います。
コロナも心配ですが、
熱中症にも気をつけてくださいね。

さて、お盆になりました。
私事で恐縮しますが、
明日8月14日で48歳になります。
自分の年齢に自分自身が
一番驚いてたりしますが(笑)、
4回目の年男を迎えます。

例えば、20歳の頃の自分と比べて
何が成長したのかすら分からず、
何一つ変わっていない
未熟なおっさんとしか思えないのですが、
世間から見たら年齢だけは不惑の初老(笑)。
なんせ織田信長なら死ぬ1年前の年齢です♪

47歳になって しばらくした頃、
悔いのない人生を送れるようにと
自分が思うがまま
他人の目を気にせず生きていこうかとか
思った時もありました。

ただ、真面目に
生きてきた人ほど多い傾向らしいですが、
我慢し続けた人生の反動で
もういい歳まで耐えてきたのだから
これからは他人のことなど顧みず、
自分の好き勝手生きていくと思った人が
世の中で言う「老害」と言われる年寄りに
なっているのだと聞き、思案。

そんな考えに急ブレーキを踏んで、
ステキで可愛いジジイになるためにも
節度ある人生を送ろうとした次第(笑)。

自分勝手で意見を押し付けてくる
感情的なジジィは面倒くさくて最悪と
急ブレーキを踏んだ方針には
家族も賛成してくれてます♪

さて、私が17歳の時に来日してから
30年間、アイドルなのが、
ローリング・ストーンズのギタリスト
キース・リチャーズ氏。
初来日したのは48歳になってすぐの頃。

私もあの時のキースと同じ歳になります。

17歳の私から見て48歳のキースは
ずいぶん大人で、遠い年齢の人でしたが
自分もそんな歳になるのかと思ったら
なんかいろんなこと考えてしまいますね。

とは言っても健康には気をつけて
地に足をつけた我が子に胸が張れる人生を
歩むことができたら本望です。

最後に1990年2月初来日した時に
キースが歌った曲
「HAPPY」を貼り付けておきます。
一時期、私のテーマ曲でした(笑)。
(まだこんなに老けてないと思うのですが)

48歳の一年間が
HAPPYな一年でありますように・・・。