「優しい言葉」

先日、ネットで見かけたお話。

90歳超えたおばあちゃんが
会う人に「お元気?」と聞かれるけど
この歳になったら元気な日なんかほぼないので
「お変わりないですか?」って
聞くようになったとの話に
それを読んだ他の方が、
「その言葉は優しい言葉でいいですね。」と
コメントされてました。

「元気にしてる?」とか
「頑張ってる?」とか
浪花商人テイスト満載な聞き方で
「儲かってまっか?」みたいな挨拶もありますが

それらは、どこか押しつけがましいような
時としてガサツな感じもすることを思えば
確かに「お変わりないですか?」って言葉は
相手にしてみたらとても優しくて、
労わりのある言葉だなって思いました。

そんな話を読んでたら
自分のおばあちゃんのことを思い出しました。

11年前に90代半ばで他界。
最後の10年ほどは痴呆もありましたが
赤ちゃんの頃から随分、
可愛がってもらいました。

私も大きくなり学校を卒業し、
就職してからのこと。
実家から車で1時間半ほどの距離なので
お盆やお正月に会いに行っていました。

就職してから他の人に逢えば、だいたい
「仕事頑張ってるか?」とか
「社会人はどうや?」とか
言われることが多く、その都度
「わからないことがまだまだ多いな。」とか
「仕事って大変やけどボチボチやってる。」
といったように答えていました。

「そうか、頑張れよ。」みたいな話で
やりとりが終わればいいのですが、
だいたい、その後いつもくっついてくる
「若造はそれが当たり前」
「グズグズ言わんとやったらええねん」的な
偉そうに言いたいだけの大人の言葉が多くて
何か違和感と言うか、
嫌な感じが多かったように思います(笑)。

そんな中、そのおばあちゃんは
「仕事がどう?」とか「大変か?」とかでなく
「周りの人に可愛がってもろとるか?」って
いつも聞いてくるのでした。

「うん、可愛がってもらってるで。」と言うと
「そうか、そうか。それはよかった。
周りのみんなに可愛がってもらって
仕事を覚えていけよ。」と言われることが
なんかいつも暖かい気持ちになって
嬉しかったことを思い出しました。

そう言えばおばあちゃんは
私が大学生になって一人暮らし始めてからも
「ご飯、食べとるか?」しか聞かなかったな。

そんなおばあちゃんの言葉に
何だかいつもホッとしていたような気がします。

自分が社会人になった時の
支店長の年齢に今年なることを思えば(笑)
今はもうおばあちゃん側の立場・・・。
娘も春から中学生になりますし、
親としても意味のある言葉がけができるよう
日々の自分を改めて気をつけないといけません。

「許すこと」と「甘やかすこと」の意味を
履き違えないようにした上で
次の世代に教えたり、伝えたりしていくとき
もし仮に厳しい内容や指摘だったとしても
「優しい言葉」で言える大人でいれるように
自分自身、気をつけていきたいですね。

昔の仲間や友人達にも
「お変わりないですか?」と労って話せるよう
今日から気をつけたいと思います。