親の背を見て子は育つ

11月になり、朝晩冷え込んできました。
猛暑だったのが嘘のようです。

気管支炎をこじらせていた次女が
扁桃腺を腫らしたのを機に
体調が戻ってきたのですが、
次女が体調復活してきたのに合わせて
夫婦で体調を崩し始めています(笑)。

先日、届けるものがあり
久しぶりに実家に顔を出しました。

この年末には78歳になる母親が
ご飯を作ってくれたので
久しぶりに母とご飯を食べながら
いろいろと話をしました。

食べ終わり、母が台所で
食器を洗っていたのですが、
会話も途中だったので
洗い物をする母を眺めながら
会話を続けていたのですが、

食器やフライパンを洗い
シンクや天板をふきんで拭いている
母の姿を見て、大笑いしてしまいました。

何故、大笑いしたかというと
台所で洗い物や片付けをする姿、
シンクや天板を拭く姿、
何よりその順番が私自身に
ソックリだったからです(笑)。

というより、私が母にソックリなんですね。

我が家は共働き子育て世代なこともあり、
出張など仕事でいないとき以外は
家事は基本、私がしています。

朝御飯を作り、嫁の弁当を作り、
スーパーに買い物行きますし、
晩御飯も作ります。
食器洗いや片付けもちろん私。
洗濯やアイロンがけもやります(笑)。

リアル・クッキングパパ状態です♪

誤解無く聞いて頂きたいのは
私は好きでやっているだけです。
趣味の延長です。

なので奥さんが鬼嫁というわけでは
ありませんので、あしからず(笑)。

私はご飯が食べ終わったら
洗いものして、皿を拭いて食器棚に片付け、
最後は天板やシンクを
これでもかと言わんばかりに
一人拭き続けています。

自分でも実は最近、
何でこんなに最後に拭き掃除を
するんだろうと思っていたのですが、
その疑問の答えが目の前の母の姿に
あったので大笑いしたのでした。

でも、考えたらそうですよね。
そのやり方しか見たことがないから
それを真似てやるのは仕方ないです。

自分が育ってきた家庭しか
じっくり見る事なんかないわけで
そう思ったら娘たちも今の家庭が
これからの考え方のベースに
なるわけだから気をつけないと。

以前、書いたことありますが、
「子どもは親の言うことは聞かない。
でも、親の真似はする。」
まさにこれですね。

以前、テレビで林修先生が言ってた事。

「どうしたら子どもが
本を読むようになりますか?」との問いに
「お母さんは家で本を読んでますか?
親が楽しそうに本を読んでたら
子どもは絶対、読書が好きになります。
でも、親が読んでなかったら
子どもは本を好きにはなりません。」
と答えていたことありましたが、
まさにこの通りなわけです。

会社も同じ。組織は同じ。
社員は社長の言うことは聞かないけど
社長の真似はします。

遊んでばかりの社長が
「どうしてうちの社員は
真面目に働かないんだ?」と言ってみても
それは仕方ないわけです。

残ってくれる社員が社長の考え方に
ソックリになっていくのも当たり前だし、
全然、方針に沿わない社員が辞めていくのも
仕方ないのかもしれません。

そう思ったら親子が似るにも当然なわけで
顔立ちやしぐさは、産みの親に似たとしても
行動や考え方は、育ての親に似るわけです。

20年や30年先に娘たちが
何かと私や奥さんのやり方に
ソックリな姿を見て
母を思い出し、笑いつつも
いろいろ思い出すんだろうな・・・・。

たまには母と過ごすのもいいものですね。

「親孝行したいときは親はもういない。」
この言葉通りにならないように
こんな時間も大切したいです。