どの住宅ローンがいいのでしょうか?①

4月なのに25℃超えの夏日が続いています。
おそらく数日すれば、
気温も例年通りに戻るでしょう。

気温の変化に体がついていかず
体調を崩しがちなので、
みなさまご注意ください。

さて、今回は住宅ローンのお話をします。
22年間、住宅会社の営業マンとして
たくさんのご家族の家づくりに携わってきました。

一説には世の中には、
4800種類の住宅ローンがあると言われています。
実際に借入れされるのはもちろん、
その中の1種類なわけですから
どれが一番いいのか悩まれますよね。

私が22年間、住宅ローンに係わってきて
アドバイスさせて頂いてきたポイントのお話を
させて頂きますね。

まず住宅ローンは金利以外に
時代によって条件などが大きく変わります。

私がこの仕事を始めた平成8年頃は
住宅金融公庫、年金公庫といった公的融資が
多かったように思います。

ただ当時の融資額は、
建物土地総額の80%まで
20%の自己資金が無ければ
家は建てられませんでした。

土地建物代金が3000万円なら
代金の20%の600万円と
諸費用額約200万円の
合計800万円の自己資金が必要だったのです。

今となっては、
なかなか厳しい条件ですね。

やがて、こうした条件は厳しいので、
100%を融資可能といった時代も来ました。
ただ、勤続年数は3年以上でないと
貸さないといった条件になりました。

また、時代が変わり
勤続年数は3年ではなく、
1年でいいといった時代に変わりました。

今では1年未満でも
できなくもなくなったりしています。
(ただ、借りれるけれど危険な側面もあるので
慎重な判断は必要です。)

他には、道路の権利関係の問題などで
全国のどこかで事件がおきると
全ての金融機関がそのことに関して
厳しくなったりすることもありました。

今では個人情報に関してかなり厳しい時代です。

要は過去の何らかのローンで
返済が滞ったころがあったり
(1年に2回あったら厳しいです)、
未納などがあれば、まず審査は撥ねられます。

要は過去にローンできちんと
してくれなかった人は危険だと
貸し手は厳しくジャッジする時代なのです。
当たり前かもしれませんが、
簡単に特例はなかったりします。

例えば、なんらかの問題があっても
借入する際に必要な保証料を多く払えば
貸してくれる金融機関もあるかもしれませんが、
返済計画に無理がないかは
冷静な判断はいるでしょう。

ただ、一般的に金融機関は
「貸してナンボ」の商売なので
担当者がどこまで親身なアドバイスを
くれるかはわかりません。

(ちなみに簡単に担当者の見極めが
できる方法があるとすれば、
「ローンの試算を変動金利でしかしてくれない」時は
かなり要注意と思います。
金融機関の担当者も営業マンも。

詳しくは次回に書きます。)

ローンはビジネスです。
基本は
「相手が薦めてくる方法で
検討するのではなく、
相手が渋る方法で検討するのがいい。」
と思います。

相手が薦めてくるのは相手にメリットが
相手が渋るのはこっちにメリットがあることは
通常、駆け引きでは当たり前なわけです。

なので、私は
金融機関の方が薦めてこない方法で
ローンづけのお手伝いをすることが多かった。

なので、金融機関の人には
嫌われてたかもしれませんね(笑)。

でも、お客様のメリットになることをするのが
私たち営業マンの存在価値なわけです。
なのに、このやり方なら手間がかからないから、
面倒くさくないからと
それだけの理由で薦めてくる営業マンには
いつも疑問符がつきました。
でも、そんな営業マンが多いのもこれまた事実。

なので、住宅ローンに関しての
大切なポイントはあらかじめ知っておいてもらい、
その上で信頼できる営業マン、
家づくりのパートナーをまず見つけてくださいと
初めてお話しする際にはお話してきました。

次回は
「住宅ローンを借りる際に知っておいてほしい
3つのポイント」を書きたいと思います。
それを知った上で、家づくりを
具体的に始めてください。

これから家づくりをお考えの方は
参考にして頂ければ幸いです。