「基本」の意味を理解して、自分の型を作っていく。

皆さんはどんなことをして
時間潰しをされていますか?
例えば、新幹線などで移動中の時など。

主に私は読書をしているか
Youtube鑑賞をしています。

Youtubeでは落語か漫才か麻雀を
主に見ているのですが(笑)、
いろんなジャンルを見ていると
たまに衝撃を受けるときがあります。

初めて観たのは去年の年末だったかな?
プロ野球のバッティングについてなのですが、
これがもう目から鱗な内容。

今までいろいろ聞いてきた基本が
根底からひっくり返らされる内容に驚き
とても興味深いのと同時に
どの世界も似ているのかもしれないなと
改めて思ったりしました。

バッティングは最短距離で振ることが大事。
ダウンスイングが基本だと
教えられているのが常識でしたが、

実際、実績を残している人たちは
軌道を長く保ち、後ろ大きく前小さく
振っている人達ばかりでビックリしました。

また、①腕は動かさず、
②腰→③肩の順番で
動作するような指導が多かったですが、

実際は①腕は動かしてよく、
②肩→③腰の順番で動かすか
②③肩と腰を一気に回すのがよいと
今までの基本とは逆の話をされていました。

こういった考え方だったと話されてたのが、
イチロー選手、落合選手、城島選手、
バリー・ボンズ選手といった錚々たるメンツで、

こういった理論でされていたのが、
王選手、野村克也選手、青木選手、松中選手、
中村紀洋選手、秋山翔吾選手、吉田正尚選手、
柳田選手にケン・グリフィーJr選手・・・・。

逆に基本とされていた
指導通りしなかったから
こういったメンツが
実績を残されたとしか思えないくらい、
実際、結果を残した人は
そもそも物の見方、考え方が違っていたんだと
わかるような内容でした。

ちなみにキャッチャー側の腕は
身体から離してはいけないのにも関わらず、
離さないとダウンスイングができないこと や
ダウンスイングは手だけで打たないと
できないことを知ると
そもそも指導者はなぜダウンスイングを
勧めていたのか?と思ってしまいます。

住宅営業でも同じように思う事がありました。
私は住宅営業を22年してきましたが、
最初は全然、売れませんでした(苦笑)。

基本通りやっても売れない、
これが大事だと言われることを
素直にやっても売れない。
なんでなんだろう?と思っていました。

実際、売れている人と話したら
意外とみなさん基本通りではありません(笑)。

売れるようになるきっかけになった
とある研修を受けたときには
今まで良かれと思ってしていたことが、
実は全然よくないことに気づかされ
その時にいろんなことを思ったことを
思い出したりしました。

例えば、それはこんなこと。
ハウスメーカー時代に
電話は高い声で話せと指導され
よかれと思い実践していましたが、
その姿勢は大間違いでした(笑)。

低い声でゆっくり話したほうが
圧倒的に信用できる話し方だったことを
知るだけで随分変わったように思います。

誤解しないで欲しいのですが、
基本を馬鹿にしている訳ではありません。
基本は大事と思っています。

ただ、それだけでは結果は出ないですし、
何よりその基本も
人によっては、キャラによっては
不変のものではありません。

自分なりの形に変えていかないと
実践ではなかなか結果は出ないです。

例えば、恋愛の話に例えます。
真面目で優しい男の方がいいとは思いますが、
実際モテているのは、
いいかげんな男だったりします(笑)。

そこだけ見たら勘違いしそうですが、
別に、いいかげんな男がいいのではなく、
自分の気持ちに正直で一貫性があれば
いいかげんに見えても
魅力的に映ったりするからだと思います。

いくら優しくても
いくらいい事を言ってみても
それが人を見て態度を変えるような
本心ではなかったら
相手に見透かされてしまう。
そんなことがモテない結果に
つながってしまうのでしょうね。

何でも、キモになることを
誤解してはいけません。

だから結果を残している人が
一体、何をしているのか?
一体、何を大事にしているのか?
そこをマネするのが、一番早く
成果は出るように思います。

カンニングは大人には許されていますから。
仕事にはと言ったほうがいいかもしれません。
成功者のマネをすることが一番です。
ただ、間違った解釈はいけませんが。

後、お客様からアポイントをとることは
新規のお客様よりも
何回も来てくださるお客様の方がよい
といった考え方がここ数年多かったですが、
最近は新規のお客様の方がいいと
改めて言われています。

でも、本当はいつの時代も
新規のお客様の方がアポイントは
取りやすいのが事実だと思います。
言わなかったけど・・・。

ではなぜ新規のお客様より
何回も来てくださる方の方がよいと
言われてきたのか?
他にも理由はいくつかありますが、
一番大きな理由は
そう言っておかないと
何回も来てくれるお客様を軽視して
丁寧な対応をしないから。

新規のお客様だけを丁寧に対応する
無礼な接客をしてしまうから
その戒めに言ってきたのが
大きな理由と思います。

実際、新規のお客様だけに
対応していくのなら
年間12棟は売れてもそれ以上売れない。
何回も来てくださるお客様も
大事にしてこそ、
それ以上の成果が出せる秘訣だと。

1年だけでいいならそうでなくても
何年も実績を出し続けている人なら
納得してもらえると思っています。

そこが腑に落ちてもらえるためには
実際、経験して理解してもらうしかなく、
だから繰り返し言っていたのが
本当の理由だったのではないでしょうか?

ダウンスイングが大事と何故、
指導者は繰り返し言っていたのか?

そうやって戒めていかないと
テクニック面での理由ではなく、
気持ちの面で大きな態度になり
勘違いしていくことを防ぐために
そんなことを言っていたのかな?と思ったら
なんか言い続けた理由も
わかるような気がします。

だから人格者の王さんは
「最短距離でダウンスイング」とか
「ヒットの延長がホームラン」とか
言われていたのなら納得できました。

でも、それがいろんな野球選手の
大きな勘違いや大きな遠回りに
なっていたのかもしれません(笑)。

となったら、やっぱり
きちんとしたコーチに教えてもらうことが
一番成長には大事なのでしょうね。

そんなコーチになれるよう精進します!

やらない理由を探すのが上手くなると・・・・

さて、突発性難聴と診断されて2週間経過。
毎日、薬は飲んでます。
聞こえてはいますが、
やっぱり違和感、継続中・・・・。
慌てず諦めずボチボチやっていきます。

先日、久々に本屋さんに行き
たくさん本を買い込みました。
最近、移動中や寝る前は読書三昧です。

本を読んでいると
いろんな気づきがあったり、
何を思い出したりして
本当、貴重で楽しい時間です。

そんな中、数年前のリクルートの
キャッチコピーなんですが、
こんな言葉を読みました。

「やらない理由を
探すのがうまくなると、
成長は止まる。」

いや~、その通りだなと感心。
経験積んで年月が経ってくると
言い訳が上手くなってくるんですよね(笑)。
私もそんな感じでした。

2年前まで住宅営業をしていましたが、
15年位前かな?
営業時代に聞いて、
ハッとした言葉に似ています。

「売れてない営業マンが
売れてる営業マンよりも
上手いことが一つだけある。
何かわかる?

それは、売れてない営業マンに
売れない理由を聞いたら
それは売れない理由や言い訳を
もっともらしく、長々と
ものすごい上手に言うんよな(笑)。」

この話を聞いたときは、
私も大笑いして聞いてました。

が、自身自分が
その売れていない営業マンなことに
その後すぐ気づいたのに、
傷つきたくないからか
その時は気づていないふりして
他人事で笑ってましたが、
その話を聞いた帰り道、
頑張って売れるようになろう・・・って
思ったことを思い出しました(笑)。

年を重ねてベテランになるほど
できてない自分を受け入れることは
日増しに至難なことになりますが、

自己防衛して現実逃避するほど
まだ年齢もキャリアも積んでなかったので
ちょっとは素直に受け入れられるときに
この言葉に出逢ってよかったな~と
50歳前の今、一層深く思いますね。

よかった、よかった。
(と言っても周りから見たら
そんなにアンタ成熟はしてないよと
ツッコまれそうですが、
今日はツッコまないでください(笑)♪)

(こんな頃だったと思います・・・。)

後、こんな話もありました。

「どうしてあの人が契約してくれたと思う?」
と聞かれたら、
いかにあの人は商品ではなく
私自身を選んでくれたんだと力説して、
「では、どうしてあの人は他決したの?」
と聞かれたら、
向こうの方が安かったからとか
向こうの方が有名な会社だったからだと
言っていました。

競合に買った理由はほとんど自分の力。
競合に負けた理由は全て価格や商品など
他の力なんだね~。
へぇ~、そんなに結果は偏ってるんだね~。

そんなことをただ言われた時に
自分が選んでもらえなかったのは
自分の力不足、提案不足、配慮不足、
ヒアリング不足だったのに、

自分には全く非がないといった態度で
見たくない現実を見ないふりしていることに
気づかされて赤面になって
早く逃げ出したくなったことも
思い出しました(苦笑)。

でも、若かったうちに
赤っ恥かかされながらも
そんなことを気づかせてもらえる機会や
人に出逢えたことは今となっては
本当に宝物で感謝の気持ちで一杯になります。

もうそんな若くない。
今更、そんなことはやらなくてもいい。
そんなことしてる時間はもうない。

そんな言い訳している自分がいることに
改めて気づかされた感じがします。

今、仕事で色々な人に色々なことを
伝えさせてもらっています。

みなさんに偉そうに言うのなら
自分自身も受け入れたくないことでも
受け入れないといけないことは
きちんと受け入れる人で
あり続けれるように
日々心掛けていかないといけないですね。

まだまだ私も成長していきたいので。
謙虚に丁寧に頑張っていきたいと思います。

追伸
先日のこと。
久々に友人たちと麻雀してたのですが、
人生で初めて「字一色」上がりました!
こんなことあるんだとびっくりしました。

振り込んだ対面の友人は、
そんな事実を受け入れて堂々としていました。
見習おうと思いました(笑)。

ユーモアとペーソス

1月半ばと言うのに暖かい日が続きます。

年末、左耳が不調で病院に行きましたが、
年明けても違和感続くので、
違う病院にいったら、
めでたく突発性難聴と診断されて
薬を飲んでる森下です。

突発性難聴は発症してすぐ病院行けば
比較的すぐに治るようですが、
2~3週間過ぎてからだと厄介な模様。

突然なりますので、
耳に違和感感じたら仕事で行けないのを
言い訳にせず、皆様すぐ病院行ってください!

さて、今回の記事は、
ユーモアとペーソスについて。

子どもの頃、よく映画やドラマの内容を
表現するときに聞いてた表現。
「ユーモアは分かるけど、
ペーソスってなんやねん!」と
よく一人ツッコミしてましたが(笑)、
これって本当、人間としての魅力って言うか
豊かな人生を歩むのに本当必要だなと
50歳前になり、しみじみ感じています。

そもそもユーモアって言葉は
「笑い」ってニュアンスで受け取ってますが、
もうちょっと掘り下げると
「人を和ませる可笑しさ」
「上品で知的な笑い」って意味になります。

反面、「ペーソス」って言葉は
「しんみりとした哀愁」
「物悲しい感情」といった意味。

そんな2つの言葉が兼ね添えられると
「人間味溢れた奥深いもの」になります。

ユーモアが人を和ませ、
ペーソスが引き寄せる。

そんなことを読んで知ってときに
本当、腑に落ちたというか
納得した自分がいました。

くだらないことで人を笑わせることも
素敵なことですが、
そこにちょっとした意味合いというか
和ませるような何かがないと
本当、すぐ飽きてしまいます。
何回も続くとちょっと不快になる感じ。

何事にもネガティブな感情の人には
一緒にいてうんざりしてきますが、
弱さと言うか、弱みと言うか
実らない日々、報われない感情も
時として感じれないと
なんか人として響いてこない感じが
するのも実際のような気もします。

なんでも楽しいほうがいいですが、
たまにはしんみりとした時があって
メリハリがないと満足、充実しない?

私はやりたくないことだけど
やらなければいけないことは
結構、嫌がらずにやってきました。

「なんで俺が?」
若い時はしょっちゅう思ってました。

だけど、一緒にやり続けたこともあります。
それは、どうせやるなら楽しいでやろう。
周りをまきこんで、
みんなで楽しんでやろう。
そう思ってやってきました。

こんな風にやらない人が
実際は見ていてとても多いと思います。

でも、やってみたら事実、本当に楽しい!

仲間や知り合いもできて、
一緒に笑えたり、共有できる感情が増えて
ますます仲良くなります。
そして、これが人生楽しく過ごせるヒントだと
どこかで気づける瞬間がします。

損得勘定主義の人には
いつも全く理解してもらえないのですが(苦笑)、
それなりに人生を楽しんでいる私の
楽しむ秘訣はここにあると思っています。

男前に生まれたわけでもない。
背が高く生まれたわけでもない。

特に身長は後10cm高かったら
人生変わってたのに・・・・・
と他の要因は全て棚に上げ、
見ないふりして勘違いして
こっそり生きてましたが(笑)、

30歳過ぎたくらいから、
そんなことより人間として
魅力のある人になりたい。
そう思ってきました。

非を認めず強がるより、泣いたり
ごめんなさいって言える人に。

つまんないことでも意味あることは
笑って引き受けれる人に。

理解してもらえないときに
例え、それをグチりながらしたとしても、
そのグチは他人から聞いたら
ユーモアに満ちた言い方で言うように(笑)。

そう思いだせたから、
昔の友人と一層、親交が深まった。
心許せる友人にたくさん出会えた。
何より、奥さんに出逢えたと思っています。

(50歳前になって未だに
その人の見た目や生き様を安易に
ディスる人も見かけますが、
全く幸せそうでなく自業自得かと。

言ってる本人はそれはユーモアだと
勘違いしているのでしょうが、
笑えないことに気づいてほしいですね。
上から目線で偉そうに言いますが。)

なので、これからも
ユーモアとぺーソスを大事に
日々過ごしていきたいと思います。

なので、突発性難聴ちゃん。
貴方とは仲良くしづらいから
早く私の左耳から自立して旅立ってね(笑)。

「なんで俺は嫌われ者なんだ」
そう悩むかもしれないけど
私から自立したら立ち飲み屋ででも
グチも聴いてあげるから・・・。

がハハハハ。
さて、今日も頑張りましょう!!

「どう伝えるか」を作り上げていく

新年あけましておめでとうございます。

年末年始の休みは、ほとんど家族と言うか
ほとんど娘達と一緒に過ごしていました。
この春には長女は小6、次女は小4になります。
本当、あっちゅーまに大きくなります。

とは言え、父親として娘と
べったり一緒にいれるのももう少しです。
その貴重な時間を噛みしめるように
この休みも一緒にいました。
あと数年間になった父と娘の時間を
もうちょっと満喫していきたいと思ってます。

さて、2020年も無事スタートしました。
年男になるこの1年も
毎日充実して過ごせるように
気合いを入れて初詣にも行きました。
おみくじは・・・・・・・でしたが。

仕事も始まり、メール確認等する中で
そんな時にネットである言葉を見て
改めて大切なことを再認識できたので
今年最初の記事にしたいと思います。

常日頃、仕事する中で
相手に何かを伝えるときは
「何を言うかでなくどう言うか」が大事と
いつもお話しさせて頂いています。

もちろん「何」の内容も大事なのですが、
「どう」言うかをきちんと考えていないと
伝えたいことの真意があまり伝わらなく、
変な意味で伝わることも多々あります。

伝え方って本当に大事。
例えば、言ってることは
いい事いってるんだけど
どうも聞く耳持てないなって感じる人は
そのほとんどが上から目線で
上手投げで、偉そうに言う人が多いです。

教師であれ、コーチであれ、コンサルであれ、
先生商売している人の半分以上が
この手のタイプって感じ。

ただ不思議なもので、
高圧的に言われたほうが
その相手に従ってしまう人が多いのも事実。

偉そうに能書きを言う人の言うことほど
信じてしまう人が世の中の半分はいますから
そういったスタンスで商売している人が
多いのも仕方ないとはいえ、
やっぱりそういった人の言うことって
正論であればあるほど、
私は拒絶してしまいます。

そんな高圧的な記事をネットで読んで
ゲップが出かかったすぐ後に(笑)、
実際の小学校の先生なのかな?
ある方の記事を見ました。

それはこんな記事でした。

『~小学生への注意の仕方の指導~

「言ってる内容は正しいけれど
   言い方はよくないよ」

この指導
1年間で100回以上します。

正しいと思っていることを
相手に指摘するとき
人はとても強い言い方になるのです。

妙に納得して、ストンと腹の中に落ちました。


人に注意するとき、説教するとき
それが正論であればあるほど
高圧的になりがちです。

高圧的に言われた方がいい人も
中にはいるかもしれませんが、

伝える相手が成熟した大人であればあるほど
そしてその意見が正論であればあるほど
穏やかに丁寧な言葉で伝えられる人に
私はなりたいなと思いました。

これまでたくさんの人にお会いしてきました。

例えば、営業マンを例にすれば、
成果を出せる人も
成果を出せない人も
「何」を言うかは結構 同じだったりします。

ただ「どう」言うかが
成果を出せる人と出せない人は
全然違うことに気づきます。

今年もいろんな人が成果を出せるように
「どう」言うかの型づくりを考える。

それぞれのキャラにあった言葉や
言い方、話し方を見つけていきつつ、
大切なことは同じことだから
それをきちんと伝えられるように・・・
そんなお手伝いをしていきます!

今年も何卒よろしくお願いします。

「真摯に取り組む」ということ

今年も後5日となりました。
年の瀬を感じる今日この頃ですが、
いかがお過ごしでしょうか?

私は明日で仕事納めとなります。
来年には娘2人も小6と小4になります。
いつまで遊んでくれることやら・・・・。

このお正月も娘たちと
まぶりついて遊ぶ予定です(笑)。


※まぶりつくって岡山の方言らしいです・・・。

さて、年末の恒例行事の楽しみと言えば
個人的には「M-1」があります。

年に数回は寄席に行き、
落語を聴いたりしているのですが、
実は、漫才の方が好きだったりします(笑)。

今年の「M-1」は初出場の方が多く
安定感が薄いというか、
安心感が無いというか
どうなることやらと少し不安でしたが、
蓋を開けてみたら過去最高ともいわれる
大激戦となりました。

優勝したのは、
ミルクボーイなるコンビ。
腹抱えて笑ってしまいました。

2人の漫才を観たら
コーンフレークは食べたくなったけど
モナカはあんまり食べたくならないのが
漫才通りで笑ってしまいます。

放送直前に煽る番組も観ましたが、
決勝が決まって涙するコンビばかりの中、
涙流すことなく淡々と語っていた
2人の姿がとても気になっていました。

優勝したら様々なエピソードが出てきます。
そんな中、とても印象的だったのは、
「それまで先輩芸人たちと遊んでたけど
去年、後輩の霜降り明星が優勝したことに
衝撃を受けてから、先輩からの誘いを
全て断ってひたすら漫才に取り組んだ。」
って話でした。

頑張ったことが気になったというより、
胸に残ったのはそんな話に続く部分、
「先輩との付き合いも芸人は大事。
そんな先輩との付き合いが無くなったことを
悪く言う人も多くいた。」ってところ。

こういう意見って一理あるようで
本当にズレているなと感じるのです。

自分がやろうとすること、
自分がやらねばいけないことをやるときは
そのことに集中してチャレンジすること以上は
何もないように思います。

縁を切るとかではなく、
何かに一生懸命とりくむことで
誰かと付き合いがお休みすることは
一生懸命生きていたら普通にあることで
無かったら、そのことの方が問題です。

ましてやそれが仕事なら尚更のこと。

働き方改革とかなんだかんだ言っても
一生懸命仕事に取り組むことは
若い時こそ絶対必要なわけで
そこを否定してしまっては本末転倒です。

真摯に取り組まずして、
成長も成功も満足もやりがいも
手に入れられないのは、
いつの時代も一緒なのではないでしょうか?

昔、こんな話がありました。
自分が30歳くらいの頃、ちょっとした縁で
某プロ野球チームの2軍の選手たちと
ご飯を食べにいったことが数回あります。

2軍とは言え、プロ野球選手ですから
どこにいってもチヤホヤされるのでしょう。
遠征の合間にファンたちとの食事会に顔出し。
月に何回も行かれているような口ぶりでした。

とは言え、2軍ならばまだまだ練習して、
上を目指さねばいけない時期。
選手期間なんて短い世界ですから
今は寝る間も惜しんで
練習しないといけない時期なのでは?
一緒に食事してお話しできて
嬉しく楽しい時間ではありましたが、
正直、そんなことを心の中で思っていました。

そんなこと思ってたある時、
数年前に新人王候補までなり
レギュラーだったある選手が
ケガだったか不調だったか忘れましたが
2軍にいた時期に食事会がありました。

見渡してもその選手がいなかったので
「〇〇さん来られてないんですか?」って
若手の選手に聞いたらこんな風に言われました。

「あぁ、〇〇さんは来られないです。
〇〇さんはこういった場には来られませんね。

っていうか〇〇さんって変わってるんですよ。
遠征とか言っても夜ご飯終わったら
こんな集まりには一切来られなく、
ホテルの部屋でずっとバット振ってますね(笑)。

付き合いも悪いんですよ。
みんな〇〇さんは変わり者だからって
あんまり話しかけもしないですね。」

本当にこんな返事をされました。
この話を聞いてみなさんどう思われましたか?

〇〇さんって変わってますか?
私はよっぽどこの若手の方が変わってるというか
ダメだこりゃ?って思いました。

ミルクボーイのエピソードを聞いて
このことを思い出しました。

自分のことを守れるのも自分しかなく、
誰かに寄りかかって生きていけることは
今の時代でも難しいことでしょう。

ネットで見てたら数年前なら
さほどウケていなかったネタだったみたいです。

それを何回も舞台で演って、
いろいろ練っていくことで
史上最高点を叩き出したネタにしていった姿が
本当に凄いなと感心しました。

優勝したからこそ分かった話ですが、
でもやっぱり今回の優勝は、
偶然ではなく必然だったんだなって
思わずにいられませんでした。

ちなみに、さっきの某野球選手の話ですが、
バットを振り続けた〇〇さんは1軍に戻り、

そんな〇〇さんの姿勢を変わっていると
いった若手の選手や同意した選手たちは
1軍で試合にでることはほとんどなく
選手を終えられたことは書いておきます。

私は来年、年男。48歳になります。
これからの12年間は、
仕事においての人生の仕上げを
していかないといけない期間になります。

惰性になったり
見ないふりをしていることはないか?
自分をごかましていないか?
やらないとやらないことをやらない言い訳を
自分で作っていないか?

今一度、真摯に取り組むということを
見直して年を越したいと思っています。

どんなことでも人生のヒントがあります。
自分を見つめ直せる機会を得られます。
たかが漫才番組と言う人も
いらっしゃるでしょうが、
今回のⅯ-1はそんなことを感じました。
いい機会をもらえました。
よかったです。

今年も一年ありがとうございました。
たくさんの方に助けられ、
可愛がられて過ごした1年でした。
心より感謝申し上げます。

そして、また来年もよろしくお願いします。

灯台下暗し

今日で12月も半分終わりですね。
年の瀬が近づき、
何かと慌ただしくなってきました。
風邪(特にインフルエンザ)にならぬように
気をつける毎日です。

一昨日の13日は亡父の命日でした。
父が亡くなって29年経ったことになります。
当時18歳、高3だった私も今年47歳。
父は55歳でしたからもうすぐ追いつきます。

ちなみ私が55歳のとき
長女が18歳なので全く同じ。
それを考えたら心残りだったと思います。
健康には気をつけたいと思います。

昨日の夜は久しぶりに家族団らん。
ご飯を食べながら家族でブラタモリを観ました。

昨日は姫路城がテーマ。
地元が取り上げられてることもあり、
なかなか興味深く楽しい時間でした。

姫路という街は姫路城が無くなったら
観光が成り立たないほど
姫路城におんぶにだっこ状態(笑)。

とは言え、初めて知る情報もあり、
家族で大盛り上がり。
中でも驚いたのは、
姫路に水軍の基地があったことです。

江戸城との近い関係も関心しましたが、
あの当時、姫路という街は
重要な軍事拠点だったんですね。
改めて感心しました。
そりゃ、家康の次女が嫁いでくるはずやと
夫婦で笑いました(笑)。

お城周辺は地元なのでよく知ってますが、
今回言われるまでお城周辺の堀が
螺旋状になってるなんて気づきもしなかった。

「灯台下暗し」
自分の身の回りで起きていることは
案外分かりにくく気づきにくいものですね。

自分は恵まれていないとか
自分はツイていないとか
そんなことを思う時もありますが、
実は自分が気づいていないだけで
恵まれていたり、ツイていることが
本当はたくさんあるのでしょうね。

本当は自分の身の回りにいる
家族や友人といった多くの理解者がいることに
日々感謝できるように・・・・
灯台下暗しにならないようにしたいと
ブラタモリも見て思った森下でした。

50年前の奇跡

今回は、完全に趣味の世界です(笑)。

以前にもチラッと書きましたが、
2019年中にちゃんと記事を
書きたいと思っていたら
もう終わりそうなので記事にします。
滑り込みセーフですね。

様々なジャンルで節目になる年ってあります。
洋楽の世界においては、
ちょうど50年前にあたる
1969年が大きな節目だったと思います。

ウッドストックが開催されたり、
ストーンズを作ったブライアンジョーンズの死
なども事件もあるのですが、

何と言っても1969年は名盤と
呼ばれるアルバムが
数多く発表された一年です。

ビートルズのラストアルバム
「アビー・ロード」

ストーンズ最高傑作の一つ
「レット・イット・ブリード」

キング・クリムゾンのデビュー作
「クリムゾン・キングの宮殿」

これまたレッドツェッペリンのデビュー作
「レッド・ツェッペリン」

クリームのラストアルバム
「グッドバイ・クリーム」

あげていくとキリがないのです。
他にもザ・フーの最高傑作「トミー」や
クリーム解散後、クラプトンが結成した
ブラインド・フェイスの唯一のアルバム。

ツェッペリンは1stに続き2edも発表し、
ザ・バンドもCCRも名盤を作っています。

もう凄すぎて、一人で熱くなってます(笑)。

そして、何に驚くかと言ったら
これらの名盤は50年経った今、聴いても
全く色褪せることなく、
古臭くすら感じられないことです。

ファッション等は、
流行り物は1周回ってお洒落ってことも
時としてありますが、
50年間ずっとオシャレってなかなかないです。

ジーンズですらマイナーチェンジを
繰り返していて、ずっと同じって感じは
リーバイス501くらい?
(あんまりオシャレには詳しくないので
厳しいツッコミは遠慮します(笑)。)

何故こんなに50年経っても古臭くなく、
いつまでもカッコいいのかは、
これらの音楽が、現在の音楽の音や在り方の
原点になったからのような気がしてなりません。

ツェッペリンの登場でロックン・ロールが
ロックの方向へ加速し、ハード・ロックへと
向かっていきました。

キングクリムゾンがプログレシブ・ロックの
礎を築いていきました。

1967年発表されたビートルズの
「サージェント・ペッパーズ~」から
始まったコンセプトアルバムの定義を
ザ・フーがより明確にしました。

ザ・バンドがカントリーをより一層、
ロック寄りへ深めていきました。

そして、
ビートルズが楽曲の素晴らしさと共に
絶頂期で終わるカッコよさを教えてくれ、

ストーンズは黒人音楽の素晴らしさと共に
絶頂期からまだ50年続けることの
カッコよさを教えてくれました。


(「ロックするのは簡単だ。
でもロールし続けるのが難しい。」
キースのこの言葉は名言と思います。

ボクシングの
「チャンピョンになる事より
防衛する方が難しい」にも似てますね。)

こうして、今に続くルーツの原点が
この1969年、50年前のこの年に
多く存在したわけです。

この50年は音楽に限らず
どんな世界でも技術や価値観、手法が
どんどん新しく生まれていき
成長したしていったと思います。

反面、新しく変わっていく多くの中で
決して変わってはいけないものも
改めて再確認されていったのも事実。

技術や知識は新しいもののほうがいいのは
言うまでもありません。
実際、新しいものを明確にしていった人が
その世界の第一線にいて
ポジションを築き上げられています。

でも、変わってはいけないものまで
変えてしまってたら、
そのまま居続けることはなく、
5年も経ったら消え去っています。

まさに、ロールし続けるのが難しい話と同じ。

個人的に変わってはいけないものは
何かは思い当たるものはあります。
ただ、言葉で言ってしまうと
陳腐に聞こえそうな気がしますので、
言うことは控えておきます(笑)。

ただ、変わっていけないものが何なのかを
自分でしっかり持っている人の中で、

一層、新しい技術や手法を活かせている人か
不変の考えを更に深堀りできている人が、
いつまでも第一線に
立っているのではないでしょうか?

50年経っても色褪せない名曲を聴いてると
偉そうにそんなことを感じる今日この頃です。
何様だ、俺は(笑)。

ちなみに私は1972年生まれ。
産まれる3年前の1969年の時代の空気を
肌で感じてみたかったですね。
死ぬまでにドラえもんに出逢えたら
タイムマシンで連れて行ってもらいたいです。

「あっという間の人生」

12月になりました。
今年も後1か月!!
歳を重ねる毎に1年が
「あっ!」という間に過ぎていきます。
1年の締めくくりとして
この1か月は色々と考えてみたいと思います。

先日、ネットを見ていたときのこと。
時間があっという間に
過ぎていくなと思う時期だからか
やけに胸に残った言葉がありました。

田口久人さんという方の
「あっという間の人生」という詩。
それはこんな感じでした。

【夢中で駆け抜ける10代
真剣に将来を考え始める20代
人生の分かれ道を迎える30代
迷いながら信じた道を突き進む40代
残り時間を意識して選択する50代
自分を確立し始める60代
どの年代もあっという間に過ぎる
行きたい所があるなら行く
会いたい人がいるなら会う
やりたいことがあるなら全てやる
人生は自分が思うよりも短く
いつ終わるかわからないから】

自分に照らし合わせてみました。

10代は何も深く考えて生きてなかったけど
18歳で父が亡くなり、
19歳は浪人生で宙ぶらりん。
確かに夢中なうちに過ぎていったな。

20代は何にもうまくやれなかったな(笑)。
でも、こんな下積みの日々がないと
おっさんになったとき輝けないから
その糧になると信じてた毎日。
少しは将来を考えていたのか?
(今の時代、下積みなんて
古臭い考えなのでしょうが、
どの道が実はよかったのかは
40歳あたりで答え合わせが
あるもんだと思ってます。)

30代は人生の分かれ道満載。
体調を崩した32歳。
結婚した35歳。
父親になった36歳。そして38歳。
前職で社長になったのも38歳。
新しい人生が始まった。

40代の今。
45歳で独立して、
まさに迷いながら信じた道を突き進む今。
迷いや不安もたくさんあったけど、
何とかやっていけています。
多くの方の理解と好意、協力に
日増しに感謝する日々です。

行きたい所には、
時間的、経済的に許す限り行っていますし、
会いたい人とは10代の頃からの友人でも
今でも会える日々を過ごしてきたので
同窓会にはいく理由もないくらいです(笑)。

やりたいことは全てはやれていませんが、
これも時間、お金、家族が許す限り
やっています。
理解して許してくれる奥さんには
いつも感謝しています。

その代わり、時間がある限り
炊事も洗濯も掃除もしますし、
子育ても必死で楽しく、奥さんとやっています。
素敵な奥さんだからということもありますが、
日々の努力もあることはアピール(笑)。

やりたいことを
やるということは、そういうこと。

好きなことをやるには、
理解してもらうためにも
身も蓋もなく言えば、
「お金」か「手間」は必要。

基本は、料理と一緒と思います♪

昨日は夜ご飯作っていて
手羽中を揚げていたら油が跳ねて
瞼をヤケドしました。
痛いです・・・。

(これが油跳ねした問題の手羽中・・・)

事故で死んだ友人もいますし、
病気で死んだ友人もいます。
自ら命を絶った友人もいます。
もうそんな歳になったのかなと思います。

やりたいことはやれるように。
何よりやりたいことは何なのかを
まずはハッキリとさせて、
この1年もいい1年だったと思えるように
師走の1か月を走り切りたいと思います!

まずは今晩の献立を考えよう・・・・・。

俯瞰してみることが大事

11月入っても暖かったですが、
急激に寒くなってきました。
今年は、夏から一気に冬になり
秋がなかったような感じですね。

家の紅葉が季節がわからなくなって
赤くなる前にこっそり
散り始めそうになっています(笑)。
(我が家は家を建てたときに
お祝いでもらった紅葉を
シンボルツリーに植えています。)

さて、今年はライブに行って音楽の秋、
ラクビーを観に行ってスポーツの秋、
移動中は本を読んで読書の秋を満喫しました。

そんな秋満喫の最後は
先日、時間がなく見損ねたので、
仕事の合間にゴッホ展に行ってきました。
芸術の秋ですね。

過去、何点かは観たことありますが、
こんなにゴッホの作品を
観たことがなかったので、
とても有意義な時間でした。

最初に思った率直な感想は、
こんなに惜しげもなく絵の具を使うんだ、
素人の絵とは全然違うな!といった
本当アホみたいな感想でした(笑)。

でも、実際観た絵の厚み?は
とても写真では伝わらない迫力がありました。

その中で2点気に入った絵がありましたので、
帰りにその絵のポストカードを買ったのですが、
当たり前とは言え、
ポストカードの絵はとても薄っぺらく
実際の絵の良さが100分の1も
伝わらないことが逆に衝撃的でした。

その1枚は、「秋の夕暮れ」という絵。
これがメッチャ綺麗な絵で、
思わずうっとり見惚れてしまいした。

でも、ポストカードでは全然、
実物の絵が伝えたいことが伝わらないです。
是非、実物を観て体感してほしいです。
(ちなみに神戸で1月からゴッホ展あります。
関西の方はぜひ、神戸で!)

もう一枚は「サン=レミの療養院の庭」

この絵が凄いのは、至近距離で観たら
何を描いてあるかなんて全く分からないのに
少しづつ離れながら観ていると
急に絵がフォーカスされて一瞬で
絵が浮かび上がってくることです。

普通に実物を観たら
もちろんどんな絵かは分かります。
でも10cmとか20cmくらいの距離で
観たら本当にわからなくなるのです。

そんなことはないだろう?と
思われるかもしれませんが、
実際、普通に絵を見ているときに
全体像がそんなに分からなくなるなんて
あんまりないように思います。

ゴッホのその絵は観ていたら
浮かび上がるような感覚が
とても印象深く残りました。

でもこれってなんか日常と似てますよね。
会社の問題点だったり、
お客さんとの進捗状況だったり、
大切な誰かとの人間関係だったり・・・

あまりにも視野が狭くて
目の前のことしか見えなくて、
どうしていいかわからなくなってしまう。
ちょっと離れたところから全体を見たら
いろんなことに気づけるのに
そういったことはしない。

至近距離で観たら何の絵かはわからなくても
少し離れて観たらどんな絵かわかる。

そんなこと思ったら
日々の生活といった日常の場面でも
素晴らしい絵を見るといった非日常の場面でも
基本となる考え方は、
似ているんだなと感心しました。

組織の中で役職や立ち位置が変わると
見えている景色は少しずつ上になっていき、
一番高いところから全体を見ているのが
社長であり、リーダーになります。

もちろん、位置が変わる毎に
責任や義務は重くなりますが、
権利や意思は得られるように思います。
もちろん、お金もですね。

でも、組織において、上に上がっていき
権利やお金はもらいたいけど
責任や義務は背負いたくない。
そんな人が多い組織こそが、
本当に大変ですね。

役職や肩書を与えることって
権利やお金も増えるけど
責任や義務も増えること。
その同意を最初にとることがポイント。

でないと、組織がうまく運営されないし、
何よりその部下の人たちが可哀そうです。

しんどい仕事はなんでも部下にふってきて
手柄だけはとられるなんて、
たまったもんじゃありませんから。

とは言え、全体が見まわせて、
その良さに気づけること。

人生を楽しむためには、
どんなことでもこれが
まずは大事なのかもしれません。

そんなこと思いながら観たゴッホの絵でした。

さて、次は何を観に行くか?
オススメあったら教えてください!

ポジションの重要性

今朝、旗当番だったので
旗を持って交差点に立っていたのですが、
短パンで行くとかなり寒かったです。

暖かい日が続いていましたが、
そう言えばもう11月なんですよね。
油断しないようにします(笑)。

昨晩あったボクシングの試合。
WBSSバンタム級トーナメント決勝戦。
テレビ観戦していましたが、
熱くなりながら観ていました(笑)。
(高校時代の友人は、
観戦に行ってたようです。羨ましい。)

相手のドネア選手が強豪とは言え、
心のどこかで早いラウンドで井上選手が
KO勝ちするかもと思っていましたが、
とんでもない。
フルラウンドの激戦でした。

若さと勢いに勝る井上選手と
年齢的にも不利?ながらも
キャリアに勝るドネア選手。
素人の私でも凄さを感じる試合でした。

もちろん技術的なことを語れるわけもなく、
専門的な知識もないので
評論家のようなことは何も言えませんが、
観てて、敗戦しましたが
ドネア選手のポジションの取り方に
とても凄いなと思いました。

昔、たぶんターザン山本氏が
「格闘技には格が存在する。
なのでリングでは格が上の選手が中央に立ち、
格が下の選手がそのまわりを
ぐるぐる回って試合が運ばれる。」
といったことを言われてました。

(これは、格さん・・・)

確かにコーナーやロープに追い詰められた時
逃げ場を失って勝敗が決まることが多いです。
ということは中央に立っている方は
相手を追いつめて攻撃もできるし、
ピンチになればどっちでも逃げられるので
圧倒的有利な試合運びができます。

逆転のカウンターもありますから
一概に言い切るのは難しいとしても
有利に試合運びができることには
間違いありません。

もしこれが正しいとすれば、
いかに試合時間の大半を
リングの中央に立っていられるかが
勝率の高い、強い選手だと思うのです。

昨日の試合では追い込まれて
ピンチに立ってもドネア選手は
切り返してリングの中央のポジションを
常に取り返していたように見えました。

例え、追い込まれても
常に好ポジションをとる試合運び。
5階級制覇されるのも納得ですね。

駆け引きが上手いその老獪さは
まるでリック・フレアーのようでした(笑)。
(わかる人だけ笑ってください。)

でもこれって人間関係やビジネスでも同じ。
強い人、結果を出す人は圧倒的に
好ポジションを最初から奪うことが上手。

有利な立ち位置から交渉を進めたほうが
勝率が高いことを知っているから
勝負はいつも最初に決めている気がします。

例えは悪いですが、
車同士の交通事故を起こしたとき、
事実はどっちが悪いかはさておいても
最初に「どこ見て運転しているんや!」と
大声で怒鳴って、さも悪かったのは向こうだと
言い切ってしまったほうが
有利になることが多いのも仕組みは同じ。

有利なポジションをとったほうが
交渉事はうまく運べることを
悪用してるわけです。

私の知り合いで交渉の時に
いつも強引に向こうのペースに持っていき、
向こうの都合がいいように運ぶ人がいました。

その人はしゃべりもうまいし、
人心掌握術にも優れているのですが、
何はさておき交渉時には
いつも相手を一人(少人数)にして
自分は大人数で最初に向かい、
自分の意見を多くの仲間に同意させてから
相手に話してくるのが常でした。

こうなったらもう最初の時点で
勝敗の9割以上は決まっていますよね。

その不利な状況をひっくり返せば
それこそ英雄ですが、
そんなに毎回上手くはいかないので、
やっぱり最初に有利な立ち位置に立つ、
ポジションの重要さを
大事にしたほうがいいわけです。

昨日のボクシングの試合も
もっと単純に楽しんだ方がいいのでしょうが、
性格上いつもいろんなことを
深読みする癖があるので、
いろんなこと思いながら観てました(笑)。

風邪気味で体調がイマイチなんで
お酒でなく、炭酸水を飲みながら・・・・

あっ!
風邪気味やのに今朝、短パンで
旗当番に立つことがアカンのや!
自ら不利なポジションに
立っていることを気づかない
私の風邪は今以上に
ひどくならないでしょうか?

そんなことは今、思う時点で
私はポジションの重要性を
全く理解してないですね(笑)。

未熟な自分を恥じて
早く体調を戻すことを優先します。