50年前の奇跡

今回は、完全に趣味の世界です(笑)。

以前にもチラッと書きましたが、
2019年中にちゃんと記事を
書きたいと思っていたら
もう終わりそうなので記事にします。
滑り込みセーフですね。

様々なジャンルで節目になる年ってあります。
洋楽の世界においては、
ちょうど50年前にあたる
1969年が大きな節目だったと思います。

ウッドストックが開催されたり、
ストーンズを作ったブライアンジョーンズの死
なども事件もあるのですが、

何と言っても1969年は名盤と
呼ばれるアルバムが
数多く発表された一年です。

ビートルズのラストアルバム
「アビー・ロード」

ストーンズ最高傑作の一つ
「レット・イット・ブリード」

キング・クリムゾンのデビュー作
「クリムゾン・キングの宮殿」

これまたレッドツェッペリンのデビュー作
「レッド・ツェッペリン」

クリームのラストアルバム
「グッドバイ・クリーム」

あげていくとキリがないのです。
他にもザ・フーの最高傑作「トミー」や
クリーム解散後、クラプトンが結成した
ブラインド・フェイスの唯一のアルバム。

ツェッペリンは1stに続き2edも発表し、
ザ・バンドもCCRも名盤を作っています。

もう凄すぎて、一人で熱くなってます(笑)。

そして、何に驚くかと言ったら
これらの名盤は50年経った今、聴いても
全く色褪せることなく、
古臭くすら感じられないことです。

ファッション等は、
流行り物は1周回ってお洒落ってことも
時としてありますが、
50年間ずっとオシャレってなかなかないです。

ジーンズですらマイナーチェンジを
繰り返していて、ずっと同じって感じは
リーバイス501くらい?
(あんまりオシャレには詳しくないので
厳しいツッコミは遠慮します(笑)。)

何故こんなに50年経っても古臭くなく、
いつまでもカッコいいのかは、
これらの音楽が、現在の音楽の音や在り方の
原点になったからのような気がしてなりません。

ツェッペリンの登場でロックン・ロールが
ロックの方向へ加速し、ハード・ロックへと
向かっていきました。

キングクリムゾンがプログレシブ・ロックの
礎を築いていきました。

1967年発表されたビートルズの
「サージェント・ペッパーズ~」から
始まったコンセプトアルバムの定義を
ザ・フーがより明確にしました。

ザ・バンドがカントリーをより一層、
ロック寄りへ深めていきました。

そして、
ビートルズが楽曲の素晴らしさと共に
絶頂期で終わるカッコよさを教えてくれ、

ストーンズは黒人音楽の素晴らしさと共に
絶頂期からまだ50年続けることの
カッコよさを教えてくれました。


(「ロックするのは簡単だ。
でもロールし続けるのが難しい。」
キースのこの言葉は名言と思います。

ボクシングの
「チャンピョンになる事より
防衛する方が難しい」にも似てますね。)

こうして、今に続くルーツの原点が
この1969年、50年前のこの年に
多く存在したわけです。

この50年は音楽に限らず
どんな世界でも技術や価値観、手法が
どんどん新しく生まれていき
成長したしていったと思います。

反面、新しく変わっていく多くの中で
決して変わってはいけないものも
改めて再確認されていったのも事実。

技術や知識は新しいもののほうがいいのは
言うまでもありません。
実際、新しいものを明確にしていった人が
その世界の第一線にいて
ポジションを築き上げられています。

でも、変わってはいけないものまで
変えてしまってたら、
そのまま居続けることはなく、
5年も経ったら消え去っています。

まさに、ロールし続けるのが難しい話と同じ。

個人的に変わってはいけないものは
何かは思い当たるものはあります。
ただ、言葉で言ってしまうと
陳腐に聞こえそうな気がしますので、
言うことは控えておきます(笑)。

ただ、変わっていけないものが何なのかを
自分でしっかり持っている人の中で、

一層、新しい技術や手法を活かせている人か
不変の考えを更に深堀りできている人が、
いつまでも第一線に
立っているのではないでしょうか?

50年経っても色褪せない名曲を聴いてると
偉そうにそんなことを感じる今日この頃です。
何様だ、俺は(笑)。

ちなみに私は1972年生まれ。
産まれる3年前の1969年の時代の空気を
肌で感じてみたかったですね。
死ぬまでにドラえもんに出逢えたら
タイムマシンで連れて行ってもらいたいです。