上位3分の1を目指す考え方

弁護士 山口真由さんのお話を読んで
なるほどな~って思ったお話。

山口さんが東大を首席卒業されたと聞いたら
「東大で一番、頭がよかったんだ。」と
私たちは思ってしまいがちですが、
実際は意味合いが違うようです。

もちろん優秀なことには違いはありません。

ただ私たちが受け取るニュアンスは
入試をトップ合格したといったような
点数が一番高かった感じだったりしますが
首席卒業とはそういった判断ではないそうです。

大学の成績は一般的に
「優」「良」「可」「不可」といった
4段階で評価されます。

「可」以上であれば単位がとれます。
そして目安としては
全体の上位3分の1以上であれば
「優」がもらえるのが仕組み。

とすれば、あくまで大学の成績は
順番が何番だったかってわけでもなく
「単位」が取れているかどうかや
「優」の数がいくらかで判断されるもの。

どの教科も3分の1以上であれば「優」となり
おそらくすべての成績が3分の1以上なら
結果的に首席合格となるのです。
1位でなければいけない必要はありません。

入試も1位になることが目的ではなく
合格することが目的なわけで、
首席合格もどれだけ全体の3分の1以上かで
判断するかなので似ていますね。

とすれば少し苦手なことがあったとしても
3分の1以上になればいいという考え方なら
日々の生活にも参考になる話です。

例えば、営業成績でもなんでも
1番になるというのは難しく、
1番で居続けるのは至難の業。

でも、毎月成績を
全体の3分の1以上を維持することで
周囲からずっと評価されるとすれば
働き方も考え方も
いろんな方法があるのではないでしょうか?

弱みを強みに変えることは難しく
なかなか結果に結びつかないもの。

それならば強みを一層、伸ばして
全体の3分の1以上を目指す考え方って
なりたい自分になれる近道かもしれませんね。