「自分の負けを認めること」

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

年が明けて読んでた本に載っていた話。

40数年前、「エースをねらえ!」
という漫画がありました。

今となってはもう時代にそぐわない
表現になるスポ根漫画のはしりで、
テニス選手の成長を描いた物語。

少女漫画だったこともあり、
今まで読んだことはなかったのですが
その中でなんとも印象的な
名言があったのでご紹介します。

ケガで本領を発揮できなった相手側陣営から
再戦を迫られた「お蝶夫人」こと
竜崎麗香さんはこう言って切り捨てました。

「みんな、ベストの状態で
試合をできることなんてないのよ。
それでもその状態でベストを尽くすものなのよ。
自分がベストな状態ではなかったと
言い訳する人、そういう人達には
テニスに対する敬意と集中力がないのよ。

審判の判定が不利だと不服を言い、
やれ暑い、やれ寒いと天候さえ
自分に不利であるかのように語って、
自分の負けを認めないのよ。

対戦相手の勝利を讃えることが
できないような人には勝負をする資格はない。」

「・・・・・・・・・・。」

部外者の私ですら
ぐうの音もでませんでした(笑)。

人間って勝手なものです。

うまくいったら全部、自分の手柄。
うまくいったのは自分がよかったから。

でもうまくいかなかったのは…
相手に断られたのは…
他社に契約をとられた理由は・・・

景気が悪いから、
商品が悪いから、
会社が悪いから、
社長が悪いから、
〇〇さんが協力してくれなかったから、
向こうの方が安かったから・・・・

うまくいかないことは
いつも誰かや何かのせいにして
自分は悪くないと言い訳し続けて
反省もしないし、相手を尊重もしない。

そして自分には落ち度がないと言い張り
臭いものに蓋をして
自分の負けを認めないことが多々あります。

だからと言って誰かを
攻撃していいわけはありませんし、
他人を陥れてもいけないです。

でも、できなかったときは
どうしてできなかったか見つめ直し
自分自身に問い続けることを放棄しては
結局は成長も何もないわけです。

うまくいかなかったときに
自分の負けを認めること。

自分にとっても周りにとっても
おれはとても大事なことだと思います。

2022年の今年は
自分の負けを認めることを
目標にしていきたいと思います。

今年もよろしくお願いします。