正論だからと言って 誰かを傷つけていいわけではない。

『人の生き方なんて百万通り
それ以上限りなくあるさ
だから世の中と自分を
比べたりしなくてもいいのだろう

やめろよ!
へらへらにたつきながら誰かや何かを
そんなに傷つけたり からかったり
苦しめたりするのは もうやめろよ

僕等の生きていく姿が どんな形であろうと
生きる歓び 誰もが高らかに唄えるのだろう』

~R&R TONIGHT~
作詞:仲井戸CHABO麗市

SNSで誹謗中傷され続けていた
女子プロレスラーが自殺されたニュースを
ネットで見ました。

事実が一体、何なのか
どういった経緯だったのかは
私にはわかりませんが、
ネットにより多くの人から傷つけられて
自分で人生を終わらせたようです。

彼女のSNSに寄せられた声が
仮にその声が正論だったとしても
誰かを傷つけていいわけではありません。

日常でもいつもこう思います。

社長だから社員よりも偉いのかもしれません。

大人だから子どもより正しいことを
言っているのかもしれません。

権力者だから一般人よりお金も力も
持っているから立派なのかもしれません。

でも、だからと言って
人を傷つけていいわけではないのです。

知識が豊富だからといって
経験が豊かだからといって
立ち位置が上だからといって
人に偉そうな物言いで
言っていいわけではないのです。

自分は正しいから言っていい
自分は正義だから言っていい
だからと言って
人に暴言吐いていいわけではないのです。

どんな相手にでも意見を言うのなら
その人が本当に正しい意見であればあるほど
その人の立ち位置が上の人であればあるほど
敬意を持って、言葉を選んで、
叱るなり、諭すなりしてほしいです。

世の中は我々が若かった頃に比べても
DVといった言葉ができ、
パワハラやセクハラといった概念もできて
弱い立場の人を守れる時代に
なろうとしているのに、
SNSやネットの世界では、
まだまだ規制がされていません。

仮に、その意見が正論だからと言っても
誰かを傷つけていいわけなんか
あるわけないのです。

ましてや匿名なんて本当、卑怯。
発言には責任が伴うものです。

冒頭で書いたCHABOさんの歌詞。
生きる歓びは、誰にでも
高らかに唄えるものでなければいけません。
(私は披露宴のキャンドルサービスに
ありがちなラブソングを流さずに
この曲を流しました(苦笑)。
こういった人生を奥さんと
歩みたいと思ったので。)

CHABOさんは他にも
「悲惨な争い」という曲では、

君の自由はそこにある
私の自由はここに
互いの自由を犯さぬことを約束として

と唄われています。

勘違いした強者が
誰を安易に傷つけるような
そんなくだらない世界になりませんように・・・
そんな嫌なことはなくなりますように…

子を持つ親の一人として心から願います。