日々、取り組んでおきたいこと(第Ⅱ領域)

9月になったと思ったら、
台風21号、そして北海道での大地震。
この夏は岡山、広島での
大きな水害もありました。
自然災害により大きな被害がでています。

被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。

こうした災害が起きたとき、
「事前にわからなかったのか?」
「準備不足だったのではないか?」
いろいろな意見を言われますが、
それは結果論でしかないと思います。

事前に分かってたのなら
可能な限りでそれなりの対処は
されていたはずで
得意気に評論家になるのは
あまりいい気がしません。

「だったら、アンタこそ
早く事前にいってやれよ!」って
皮肉も言いたくなります。

まずはこれからの最善策を早急に検討し、
実施する決断できるように
協力しあえたらと願っています。

北海道の地震も季節が真冬であれば
もっと深刻だったわけで、
そう思うだけでゾッとします。

関空の被害も
もっと早めのアナウンスは
日本人、外国人にしてあげたら・・とか
なんらかの対処はすぐできないの?とか
思いましたが、

停電で信号すら機能しなくなり
道路は大渋滞だったことも思えば
仕方なかったとも思いますし、

関空の社長が言われてましたが、
何より死者は出さないことを
最優先にした判断などは
もっと評価されるべきとも思いました。

何よりこの緊急事態で
誰もが納得する早急な決断は難しいわけで
それよりもこれからどう取り組むのかが
とても大事だと思います。

仕事でも同じですよね。
早めにに対策を立てることや
変化していくことが大事とわかっていても
ただめんどくさいから
後回しにしてしまうことが多々あります。

「事前に準備をして臨むこと」

言われたら誰もがその通りと思うことを
どれだけ今、取り組めているのか?

コヴィー博士が言う
「第Ⅱ領域」の考え方。

今さらながら本当に大事なんだなと
改めて思う次第です。

※「第Ⅱ領域」とは
「緊急ではないけど重要なこと」です。
ここでは「その第Ⅱ領域内のことに
どれだけ日々取り組んでおけるか?」
といった考え方を言います。

例えば、特定の業者さん1社と
付き合ったほうが無理も利くし、
何かと便利ですけど、
もし何かがあったら、
全てストップしてしまいます。

なので、2社以上のおつきあいを
日頃からしていないといけないのですが、
いろんな含みもあり、
1社とだけ深く付き合っているケースは
かなり多いように感じます。

今回のケースでいえば
関空への交通手段にそれがでましたよね。

神戸空港からの船という
ルートもありますが、大阪方面からは
車であれ、電車であれ
1本の橋に頼るしかなかったわけです。

その橋が今回のような
タンカーとの接触という予想外の
イレギュラーな事故だったとしても
起こってしまうと
どうもできなくなってしまうわけです。

「万が一に備えて、
どんな対策をしておくのか?」

改めて、考えさせられました。

事故や失敗は仕方ないけど、
それを踏まえて今後どう準備して
臨んでおくのか?

社員教育でも人間教育でも
大事なことの一つだと思います。

募金や支援活動といった協力をしつつ
今一度、自分自身に置き換えて
考え直してみることも大事ですね。

とはいえ、まずは
水や食料はもちろんのこと、
オムツや粉ミルク、衛生用品なども
被災されたみなさんの基にいち早く
届くことを心より祈念申し上げます。