どうしてメンバーが変わっても常勝チームなのでしょうか?

今日から高校野球が開幕します。
悔いなく頑張ってほしいものです。

高校野球を見てて
幼い頃、疑問がありました。
どうして高校野球出場常連校が
あるのかということ。

その野球部監督の指導が適切なことも
全国から優秀な選手を集めることも
あるかと思います。

と言っても、
毎年選手の顔ぶれは変わっていくわけで
プロ野球みたいに固定されたメンバーが
何年もい続けるわけではないのです。

それなのに何年も強豪校でい続けて、
甲子園に何年も連続出場している
高校があったりするわけです。

そんな疑問の答は社会人になって
自分なりにわかってきたように思います。

それは、
「甲子園に出るには
毎日どんな練習をしたらいいのか」を
みんなが肌で感じてわかっていること、
それが伝統になっているということ。
ここに理由があるのでは?と思うのが
私なりの考えです。

甲子園に出場したことがない人は
目標を達成したことがない人は、
どれくらい練習したらいいのか?
どれくらいしたら結果が出るのか?
わからないまま手探りな状態が多いです。

例えば、毎日1時間は走りこみを
することが大事と言われても
どんな意味が?どんな意図が?
どんなやり方で?
そこが明確な理由がわからないと
なかなか身にはつきません。

それは私が社会人になって
住宅営業を始めたときに思いました。

住宅業界の営業マンは一般的に
「毎月1棟の受注をあげること」を
ノルマとして課されることが多いです。

でも、なかなか最初から
受注できるものではありません。

最初に入社したのは
大手ハウスメーカーだったので
そのときの優秀な先輩や上司の方や、

その後、家業として工務店に帰ってきてからは
日本中の優秀な会社の営業マンの方と
知り合い、お話を聞きました。

毎月1棟受注はおろか
毎月2棟受注されている方達もいて、
そんな人達が本当にいるんだなと驚きました。

私は最初は月に1棟どころか
年に3棟~5棟ほどしか受注できない
ダメ営業マンでしたから
そんな人は雲の上の人で
自分なんか到底なれないと思ってました。

でも、今、振りかえると
そもそもどういったことをしたらいいのか?
それが練習であれ、なんであれ
何をしたらいいのかが
何も分かっていなかったんですよね。

そうして経験をしていくと
そんな人達はどんなことをしているのか?
仕事なら会社によってやり方は違うわけで
その会社はどんなことをしているのか?

そういったことの事実を一つ一つ
知っていく上で、まずは自分が、
そして会社が何をしたらいいのかが
分かってきたように思います。

私にとっては、受注をあげるためには
営業マンのスキルをあげることや
マニュアルやツールを作るより先に
「集客」がなにより先であることに
気づかせてもらったことが
何よりのスタートだったと思います。

それは試行錯誤で始めた新事業が始まって
5年以上経ったときのことでした。

集客ができたけど受注ができない。
そこで初めてやり方やツールの意味がわかり、
それに取り組むことで少しづつ
成果がでてきました。

そして、自分も注文住宅で
年間24棟受注できるようになったときに
初めて、成りたい自分になれたと思えたのです。

個人で年間24棟受注しようと思ったら

どんなやり方でやったらいいか、
どんな言葉がけをこころがけたらいいか
そんなことがわかってきはじめます。

するとそれ以前に、そもそも1年間に
何組のお客様と出逢わないといけないか
何組のお客様のアポイントが必要なのか
そのあたりがわかってきます。

そして、
1年間にどれだけのチラシをまいたり
ホームページのイベントや
ブログを更新しないといけないか?
そんな宣伝広告が必要になってくるのか?

そんなことの目安が
数字などで具体的にわかってきました。

毎月○○万円の宣伝広告費が必要で
それを○○○の媒体を利用して
その結果、○○組の人が来場してきてくれ
○組の人と打ち合わせができるから
○棟の受注がとれるようになる。

これがわかってきたから
コンスタントに結果をだせるように
なってきたわけです。
(他にもありますけどそれは秘密(笑)♪)

これが高校野球なら
毎日5時間の練習が必要で
打撃1時間、守備2時間、基礎練習2時間。

基礎練習は半分筋トレ、半分走り込み。
月休みは4日、ただしその日も自主トレ。

過去甲子園に出場した先輩達は
これだけのメニューはこなしたから
逆に言えばこれだけしたら
甲子園に出れるかもしれない。

この目安を言葉だけでなく
実際、肌で感じている事実が伝統となり、
常連校になっていくのだと思います。

お金では買えない部分。
これを知ってるだけで全然違いますよね。

練習熱心とか練習嫌いとかあっても
長期間、活躍したピッチャーはみんな
走りこみだけは欠かさず続けていた事実。

投げ込みも大事。
球種を思えるのも大事。
でも、何より走りこみをしてこその練習。

やりたい、やりたくないでなく
走りこむか、走りこまないか。

走りこまないと勝ち続けれないという目安を
知っているかどうか
言うのは簡単。でもやり続けるのは大変。

成果を出す物差しを持っているかどうかが
とても大切になるのだと思います。

ノウハウ販売ってまさにこれですよね。
上手くやれた人はみんなこうやったから。
その行動や使用したツールをまとめて
販売しているから
成果を出す物差しなのは間違いない。

ただ、それをどうやって使うかは
やってきた人でないとちゃんと説明できない。
なのにそれは買った相手に委ねる。

それではなかなか
上手くいかないことが多いわけです。

聞いたことをやっただけで
成果がだせたらそんな楽なことはない。

それをやることの意味や
どんなやり方をしたらいいかまで
それを経験し、言葉に落とせる人が
コーチでないと難しいわけで
高校野球ならそれこそが名将といわれる
監督のことなのでしょうね。

私のモットーは
「何を言うかでなくてどう言うか」
今日書いたようなお話が前提で
いつもそれを大事に思っています。

その「どう言うか」という部分を
その人にあった表現でどう形付けていくか
日々鍛錬の毎日です・・・・。