教科書を作ろう

ただいま新幹線に乗って移動してます。
移動中はいつも読書をするか、
ネット見ているか、寝ています。

今回の移動中で読んだ本は3冊ともヒット!
その1冊の本を読んで、
ふと思ったことを書きたいと思います。

その本は、
おおたとしまささんが書かれた
『名門校の「人生を学ぶ」授業』という本です。

いろいろな有名、名門校がしている授業や
取り組みを紹介しているのですが、
これがもうメッチャ面白い。

こんな言い方、失礼ですが、
「金持ちのボンボンが勉強以外に
何ができるねん!」とか
思っていましたが、
彼たちのような優秀な人達が
勉強だけをやっているのではなく、
こんなことをしていたのかと思うと
ビックリしました。

(逆に焦りました。
こんなことされていたら子ども頃に
開いた差が大人になっても
一生、縮まりません(笑)!)

とくに開成中学、高校でやっている
大運動会の話はとても面白く
自分が学生時代に戻ったら
是非やりたいと思いました。

教科書や本には書いていないこと、
書けないようなことからも
学べることは多いわけで、
何かの本だけ読んだらいいとか
何かだけ体験したらいいなんて事なく
いろんなことから学べものです。

といっても
「何冊もいろいろ話を聞かなくても
この1冊だけ読んだら分かるような
教科書があったらいいのに・・。」と
都合よく思ったりもする
自分がいたりするのです(笑)。

「・・・・・にんげんだもの。」

例えば、
中学3年間の国語は
1冊の本だけで授業する
灘校伝説の教師、橋本先生が
使用した小説「銀の匙」の」話や

これ1冊読んだら
小学校で習う漢字が全て掲載されている
井上憲雄さんの
「小学校学習漢字1006字が
すべて読める漢字童話」のような本が
自分の仕事で作れたらいいのになぁとか
都合よくふと思うのです(苦笑)。

要は、その1冊でいいたいことや
やらないといけないことがわかるような本。

そんなことは都合いい考えで、
なかなかゴールが見えないお話ですが、
何を作り上げたり、形づけたりすることは、
最後にそんな1冊をまとめて作り上げることを
やっているような感じ、
どんな仕事でもそれをつくることが究極の目標、
そんなイメージのような気がします。

私もそんなイメージをもって仕事をしています。

賛否両論や好き嫌いはあるでしょうが、
音楽で言うと、ロックなら
ストーンズとビートルズを聴いたら8割がたOK!

R&Bならサムクックと
オーティスレディングを聴いたら
8割がたOK!とか思っています。

それくらいすべても網羅できてしまうと
言ってもいいような
そんな魅力がいっぱいなのです。

ちなみに、お笑いや漫才なら
10年くらい前にあった
養成所でのセミナーを収録した
島田紳助さんのDVD「紳竜の研究」を見たら
もう他はいらないのでは?と
言いたくなる素晴らしい内容です。

仕事で、こんなDVDが作れたら
私のやりたいことはすべて言いきれるわけです。

自分が最後に仕事を辞めるときに
そんな教科書、そんなDVDが作れるように
そんなこと想いながら
丁寧にやっていきたいと思います!