炎上する不快な記事が多い理由

ネットやSNS、youtubeなど今の時代、
何でも気軽に情報が手に入れられます。

正しい情報もあるのでしょうが、
情報発信者の責任が曖昧な分、
フェイクが多いのも事実でしょうし、
匿名な分だけ真実が多いとも
嘘が多いとも言われて逆に混乱します(笑)。

なので、手軽で無料ですがネットより
極力、発信者が明確な書籍を買って
情報や知識は得るように心がけています。
(特に古典などから)
その後、ネットでも見るのですが
順番だけは書籍で確認→ネットで再確認で
情報は仕入れることが多いです。
※これに関しては各々の見解で
善し悪しを議論する気はないのであしからず。

とは言え、スマホを見てたら
いろんな記事が目に入ってくるのですが
どうしてあんなに不快な記事や
炎上した記事を見かけることが多いのか
常日頃、不思議に思っていました。

そんな時、本を読んでたらそのことが
詳しく書いてあったので書いてみます。

今の時代、年がら年中
被害者の気分でいたがる人達、
かっこよく被害者でいたがる人達が
あらゆる階層、立場で数多く存在し
そういった人達が不正なことを知って
虐げられた気分になり、炎上させる。

それをメディアは煽って長引かせる。

これを作家ライアンホリディさんは
「アウトレージポルノ」と説明されてます。

アウトレージポルノ・・・
メディアが真実のストーリーや
問題を扱うよりも、
ある程度の不快感を与える話題を見つけて
それを広範囲な視聴者に流して炎上させ
その怒りの反響をさらに広めることで
新たな集団を激怒させる方がはるかに簡単で
儲かることに気づいたこと。

こうしたお互いにくだらない意見を
浴びせ合ううちに本当の社会的な問題から
注意をさらされていくようになる。

でもどうして中毒かの如く
いつも気分を害していたくなるかと言えば
ハイになれるから。
自分だけがいつも正しく道徳的に
優位でいられて気持ちいいからとのこと。
(以前書いた 正論バカに通じますね)

疑問に思っていたことが見えてきて
読んでて妙に腑に落ちました。

~「その決断がすべてを解決する」
マークマンソン著 より紹介~

例えば、元芸人youtuberの方が言ってた
「ファンであれアンチであれ
動画を見てくれたら再生回数が伸びて
金が儲かるから誰が見てくれてもいい」
みたいな発言はこういうことなんでしょうね。

要は、敵でも味方でもアホでも利口でも
シニアでも中学生でも誰でもいいから
再生してくれただけでいいって理由。

誰が見てもいいから広告を出している背景。
でもこれはテレビの視聴率も一緒か。

何かこういう相手の魂胆こそ実は
不愉快だと思うのは私だけなんですかね・・・。

まぁ情報は、利用すべきもので
支配されるものではないと言うこと。

物事が「苦痛」になるか「活力」になるかは
それは自分が選択したものか?
それの責任を負うのかどうか?で決まります。

他人に問題を押し付けるのが簡単になったのが
ネットやSNS社会の副産物と言われるのなら
やっぱりこういった情報を活用するのは
「慎重さ」と「丁寧さ」が必要になります。

何より画面を通じた関係性でも
そこに人とのコミュニケーションも含まれるなら
やっぱり相手への「敬意」がないと
利用されて終わるだろうなって感想ですね。

自分だけが正しいと思うのではなく
正直であることを前提に受け入れないと
怖いものだなとも思いました。

デジタルだけが大事とは思っていない
アナログ寄り人間の独り言です(笑)。
お後がよろしいようで。