街は情報源であり、羅針盤。

6月初旬は、
乗車率10~20%位だった新幹線も
人が増えてきて、
プロ野球も週末に開幕しました。

劇場も再開し始めてきて、
少しずつ元に戻ってきつつあります。
オンラインもいいですが、
ライブがやっぱり楽しみな森下です。

この3か月ほどは外出は最低限しかなく、
情報はテレビがネットから得る毎日でしたが、
6月になり外出が増えて
改めていろんなことを感じます。

自分の内面を見直して
整備することも大事ですが、
自分の周りの環境や条件を無視して
都合よく解釈してもあんまりよくはないな。

本やネットでたくさん情報や知識を
机の上で学んだとしても、
それを誰かに伝えたり
実際、実践してみないと
結局は大事なピントは外れていたり、
一人よがりの正論で終わってたりするな。

自分から改めて言葉で発信したり、
誰かに話して反応を感じることで
いろんなことを確認したりと、
やっぱりリアルとバーチャルの良し悪しは
冷静に認めていきたいなって思いました。

先日、久しぶりにドラッカー関連の本を
新幹線の中で読み直していたら
イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さんのお話が
紹介されてました。

「売上が落ちた時は街に出て、
そこに行き交う人を見る。
その人たちがどんなものに興味を示すか、
どんなものを手にとって見るか観察する。
街は情報源であり、羅針盤だ。」

シンプルなこの感覚って本当に
大切にしないといけない考えだなと思いました。

世の中には様々な考え方があります。
それは様々な答えもあるということ。

しかし、多くの人が
自分の都合のいい答えだけを
全ての正解だと言い切ってきます。

健康が大事とか
世界は平和がいいに決まってるとか
当たり前のことはその通りですが、
日々の生活や趣味、ビジネスは
年齢によって、
時代によって、
地域によって結構違いはあります。

「それはその地域が遅れているから、
良さが分かっていないんだ。」と
ややディスるように言う人もいますが、
地域によっては、
食べ物の味付けに代表されるように
いろんな価値観や嗜好があるわけです。

なのに、それを頭ごなしに否定するのは
本当に暴力だと思うわけです。

実際、いろんな地域に行って感じるのは
本当、地域性というか
その場所によって考え方や感じ方は様々。

とすれば、いかにしてその地域を歩き、
いろんなものを感じて、
その上で自分がこうだと思う考えを
どれだけその地域の人に伝わりやすい商品に
どれだけその地域の人に伝わりやすい言葉に
形を変えられるかが大事ですよね。

私は海外旅行でも国内旅行でも
一番楽しい瞬間は、
その地域を実際に散歩がてら歩いて
その地域のスーパーマーケットで
買い物することだったりします。

何が流行っているのか
何が陳列されているのか
見て触って本当に楽しいです。
(香港にいったときにスーパーに行き、
陳列されていた「うどん」を
姫路の会社が作っているの見て
嬉しくなり思わず買ってしまいました。
何故に香港で うどんを買う・・・・(笑)。)

スーパーに何が陳列されている?
本屋にはどんな本が平積みされている?
食べ物屋は何を一番、名物にしている?

そんなことを楽しみながら
いろんな街を歩いてみる。
なんてことないことだけど、
それだけで楽しめる。

いろんなことを見て
いろんなことを聞いて
いろんなものを触って
いろんなところに行ってみる。

まだコロナとは
まだ共存しあうような日々ですが、
こんなことをまた経験して、
また楽しんでいけるように
生活も少しづつ元に戻っていくことを
期待しています。

旅行にも気軽にまた行けるような
毎日に早く戻りますように・・・。