「速い球でなく速く見える球。
これがプロの投手の生命線だ。」
元 中日ドラゴンズ 山本昌投手

(サウスポーのイラストが無かったです…)
これってものすごい奥が深い言葉。
どの世界にも通じる至言と思います。
旨い料理さえ作れば流行ると思っている料理人。
いいものさえ作れば売れると思っている商売人。
速い球さえ投げれたら勝てると思っている投手。
技術は凄いのに結果が出せなかった人。
どこにその原因があったのでしょうか?

背が低く、男前でもなく、
汗臭いだけでフェロモンが出る毛穴は無し。
人より少しは足が速かったですが
球が小さくなるほど絶望的な球技のセンス…
生まれもっての才能はなかった私からすれば
その才能は羨ましい限りですが(笑)、
活かしきれなかった人も多いわけです。
決して速い球が投げれたわけでもない
山本昌さんが219勝も勝てたというのは
ある意味、人生の面白さがあって
聞いててすごく元気がもらえます。
おそらく何事も見た目だけで
ある程度は分かります。
ただ傍目には見えない、
分からない部分に秘密は隠されている。
工夫というか、順番と言うか・・・・。

球が速いことが有利なことは分かってる。
でも、それは速いことが大事なのではなく
速く見せれていること、
速く感じさせれていることが
大事なんだとわかったときに
見えなかったものが見えてきます。
そう言えば元オリックスの星野伸之投手は
176勝しましたが、直球の球速は120km台。
高校生程の球速なのに清原選手からは
「星野さんのストレートは早かった。」とか
言われていました。
要は自分の遅い球を早く見せるために
より遅い球を磨いていった。
「160kmの速球を投げることがわかってて
3球ほど続けたらプロなら打てるけど
90kmのカーブの後に130kmの球を投げたら
速く感じて打てないよ。」
そんな話を若い頃、現役プロ野球選手と
ご飯を食べている時に聞いて
とても興味深かったこと思い出しました。
やっぱり工夫というか順番が大事ですね。

真向勝負が潔くてカッコいいという価値観。
わからなくもないですが
それしか正解がないのなら
それこそ私は一体、何回
生まれ直さなければいけないのか(笑)。
人生は一度きりなので
私なりに工夫と順番は
考えていきたいと思います。
そんな人生球速125kmの男の独り言・・・・・。